新たな風を呼び込むキャッシュレス学園祭
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は2025年5月に「d払いキャッシュレス学園祭パッケージ」(以下、本パッケージ)を導入し、同年の9月19日と20日に茨城県の水戸啓明高校で初めてのキャッシュレス学園祭を実施しました。この取り組みは、学園祭での現金決済からキャッシュレス決済への移行を促進し、運営の効率化と安全性を向上させることを目指しています。
キャッシュレス学園祭のメリット
本パッケージでは、現金管理の手間やリスクを削減し、スピーディーな支払いを実現します。具体的なサポート内容は以下の通りです。
- - 事前説明会の実施: 学生がd払いの基礎知識を身に付けるための説明会を開催。
- - d払いキャンペーンの企画: 学園祭や周辺地域の店舗を対象としたキャンペーンを展開。
- - リアルタイムの売上確認ツール提供: 各模擬店ごとの売上状況を確認できるツールを提供。
さらに、2022年からは全国の高等学校で金融教育が必修化される中で、学生たちが実践的な知識を身に付けられるよう、様々な「特別プログラム」が提供されています。これには、金融教育セミナーやデータ分析の職業体験などが含まれます。
水戸啓明高校での実績
水戸啓明高校の学園祭では、全校生徒を対象としたd払いの説明会やキャンペーンが展開されました。学園祭当日には、ドコモが提供するVR体験教室や、アーティストの心愛-KOKONA-による限定ライブも行われ、参加者は楽しみながら学びを深めました。さらに、d払いの初期設定に関するサポートブースも設置され、ドコモの社員が直接サポートにあたりました。
来場者からは、「会計がスピーディーで便利」といった声や、「ポイントが貯まってお得」といった感想が寄せられ、成功を収めた様子が伺えました。
教師の視点
水戸啓明高校の生徒会顧問である車田 泰貴先生は、d払いを選定した理由として、VR体験やアーティストによるライブイベントが提案されたことを挙げ、「文化祭を盛り上げるための多くのイベントを提案していただけた点が大きかった」と語りました。この取り組みが成功したことに対して、感謝の意を示し、生徒たちにとって貴重な体験となったことを強調しました。
今後の展開
ドコモは、今後も学園祭のキャッシュレス化を推進し、学生の金融教育や職業体験など、様々な学びの機会を提供していく方針です。関信越地域を皮切りに、全国へ提供エリアを拡大していく予定であり、今後の展開が期待されます。
これは、学校と企業が連携して創り出した新しい学びの形であり、今後のキャッシュレス社会に向けた一つのステップとなることでしょう。
*「d払い」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。