サイエンスアゴラ2020の開催概要
2020年11月15日から22日まで、科学と社会の接点を考えるオンラインセミナー「サイエンスアゴラ2020」が実施されます。今年のテーマは「Life」。新型コロナウイルス感染症が私たちの生活や社会システムへどのような影響を及ぼしているのか、その脆弱性を考察する機会を提供します。
このセミナーは、急速に変化する社会やライフスタイルに対する未来社会像を描くことを目的としており、科学技術イノベーションの重要性が議論されます。特に、「Life」とは何か、そしてどのように科学技術がそれを支えるのかについて深く考える場を創出します。
開幕セッションのハイライト
セミナーの初日には、講演者として日本電信電話(NTT)の取締役会長、篠原弘道氏やIBM T.J. ワトソン研究所のフェロー、浅川智恵子氏が参加します。彼らはデジタルトランスフォーメーションやインクルーシブといった観点に基づき、未来の社会像を考察。リアルタイムでのディスカッションを通じ、さまざまな視点を交えた意見交換が行われます。
オンラインならではの利点
サイエンスアゴラ2020では、約100件にのぼる多様な企画が展開されます。事前に収集された企画を通じて、参加者が直接対話しながら新たな価値を創造する「共創」が目指されます。オンデマンド配信に加え、ライブセッションも提供され、アーカイブ視聴が可能です。
家族で楽しむ科学体験
特設サイトでは、謎解きやオンライン科学実験など、家族連れや子供でも楽しめる企画が数多く用意されています。宇宙に関するトークショー、ビッグデータと医療問題、量子コンピュータについての講義など、情報の硬軟を織り交ぜた内容は、多様な層にアピールすること間違いなしです。
SDGsと地域課題について考える機会
「STI for SDGs」アワードの表彰式や、地域社会との共創活動が行われ、参加者が地域の課題について議論に参加するチャンスが提供されます。特に次世代を担う若手研究者や学生の声を反映するイベントも枠に設けられ、積極的な議論が期待されています。
アートを通じた未来のイメージ
今年のキービジュアルとして「Next Signage」が採用され、アートを通じて未来への希望を描き出します。また、未来のマークをつくるコンテストも開催されるなど、参加者が未来の社会に対する想像力を働かせる場も用意されます。
プレアゴラ
本イベントの前には、サイバスロンの東京大会やIVRCの決勝大会も開催され、視覚障害者のために先端技術を利用した国際競技大会が行われるなど、プレアゴラ期間にも充実したプログラムが提供されます。
サイエンスアゴラ2020は、科学と社会の関係を考える貴重な体験となることでしょう。詳細情報は【特設サイト】(
こちら)をご覧ください。