テンストレント新CPO誕生
2022-06-06 22:00:01

次世代コンピュータを支えるテンストレントが、新しい最高顧客責任者を迎える

テンストレントがデビッド・ベネットを新最高顧客責任者に迎える



カナダのトロントを拠点とするテクノロジー企業、テンストレントが新たにデビッド・ベネット氏をChief Customer Officer(最高顧客責任者)として迎え入れ、次世代コンピュータとAIソフトウェアの開発へと邁進しています。ベネット氏は、過去10年以上にわたりIT業界で培った豊富な経験を持ち、特にレノボ、NEC、AMDでのキャリアが注目されています。

テンストレントは、AIと機械学習の未来に向けたユニークな解決策を提供することを使命に掲げており、世界各地にオフィスを展開しています。CEOのリュビシャ・バイチッチ氏は、ベネット氏の参加について「彼は技術的な専門知識だけでなく、多様なバックグラウンドを持ち合わせている。これが、デベロッパーと顧客のコミュニティの形成を促進し、次の段階へと進む助けとなるだろう」と評価しています。

ベネット氏自身も、テンストレントの技術の拡張性に関心を寄せており、ハードウェアからソフトウェア、クラウドサービスまで、開発者が自由に活用できる環境作りに寄与する意向を示しています。「AI開発者が自らの問題解決に取り組むための基盤を提供することが、このプロジェクトの重要な点です」と述べました。

デビッド・ベネットの経歴



元レノボ・ジャパンの社長であるデビッド・ベネット氏は、テクノロジー業界における豊かな経験と専門知識を持つことから、テンストレントにおける役割が大いに期待されています。特に、レノボ、NECでは、ハードウェアの開発と販売においてリーダーシップを発揮し、製品の市場展開を支えてきました。さらに、AMDでの経験を経て、自らが共同設立運営するモルゲンロット株式会社では、環境に配慮した高密度サーバーの開発に取り組んでいます。

また、アイドルキャラクターを持つサンリオの社外取締役も務めるなど、テクノロジーだけでなくエンターテイメント分野への理解も深めてきました。

テンストレントの使命と未来



テンストレントは、今後どのような方向に進んでいくのでしょうか。CEOのバイチッチ氏は「実用なAIのハードウェアとソフトウェアを構築してきた実績がある。これからはAIクラウドの構築も進め、開発者自身がプロトタイプを創り、本番運用できる環境を整えていく」と今後の展望を語ります。また、AIに関連する高性能のRISC-Vプロセッサの開発にも力を入れており、ベネット氏がチームに加わることで更なる進展が期待されています。

新しい時代の開幕



テンストレントがデビッド・ベネット氏を迎え入れたことは、新たな時代の幕開けを告げる重要な出来事です。彼の経験は開発者のコミュニティを拡大し、技術的なブレイクスルーを促進することが期待されています。さらに、彼が提唱するオープンソース化に向けた取り組みが、AI技術の発展にどのように寄与するのか、業界の注目が集まっています。テンストレントの活動が、次世代のコンピューティングの進化にどのように寄与するのか、その動向を一層注視していく必要があります。

会社情報

会社名
テンストレントジャパン株式会社
住所
東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル14階
電話番号

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