新しいハンドヘルドデータロガー「T-ZACCS TC-37K」の驚くべき機能
株式会社東京測器研究所が新たに発表した「T-ZACCS TC-37K」は、測定器としての革新をもたらす製品です。この新データロガーは、コンパクトなデザインで片手にすっきりと収まり、持ち運びに便利です。
特徴と利便性
TC-37Kは、単3乾電池4本で稼働するため、電源の確保が容易で現場での使用に最適です。その防滴構造により、屋外環境でも問題なく利用できます。また、多くのセンサに対応しており、温度、ひずみ、電圧、抵抗各種を同時に測定可能です。これにより、幅広い用途で活躍することが期待されています。
特筆すべきは、端子部に採用されたリード線・バナナプラグ対応のワンタッチ接続方式です。これにより、センサの接続作業が迅速かつ容易になることを実現しています。
さらに、インターバルタイマーやデータメモリ機能を標準装備。SDカードへのデータ保存はもちろん、PCとの接続も容易で、測定データの管理が向上します。加えて、抵抗および絶縁抵抗のチェック機能を搭載し、実験や保守点検の作業をサポートします。
多点測定と拡張性
オプションとして用意される専用スイッチボックス「CSW-5B」を優先的に利用することで、最大5点の測定が可能になります。これにより、一度に多くのポイントを測定し、解析結果を得ることができるため、効率が飛躍的に向上します。
データロガーの最大の特徴は、最速0.1秒でのスキャニングを実現するシングルチャンネルモードのほか、マルチチャンネルモードでの波形モニタリングも可能です。これにより、リアルタイムでデータを確認しながら測定作業を進めることができます。
スマート操作
TC-37Kは、主要機能にアクセスするためのショートカットキーを装備。この機能により、測定の効率が飛躍的に向上し、必要な操作を迅速に行えるようになっています。また、計測ソフト「TDS-7130v2」との互換性を持ち、データ処理や分析もスムーズに行えます。
企業情報
東京測器研究所は、1956年に世界初のポリエステルひずみゲージの開発に成功しました。以来、測定器の製造販売や、構造物の測定・解析を通じた計測コンサルティングなど、多岐にわたる事業を展開しています。
- - 商号: 株式会社東京測器研究所
- - 代表者: 木村真志
- - 所在地: 東京都品川区南大井6-8-2
- - 設立: 1958年12月
- - ウェブサイト: tml.jp
新しいデータロガー「T-ZACCS TC-37K」は、業界における作業の効率化に寄与することが期待されています。測定の現場での新たなスタンダードとなる存在です。