11月度ネット詐欺リポートによるフィッシングサイトの増加
2023年11月度に発表されたネット詐欺リポートでは、フィッシングサイトの増加が明らかになりました。特に注目すべきは、マネックス証券や国税庁を標的とした詐欺の手口が増加傾向にある点です。本記事では、11月度のリポートをもとに最新情報を詳しく解説します。
マネックス証券をかたるフィッシングサイト
このリポートによると、10月から12月にかけて、マネックス証券を装ったフィッシングサイトが増加しているとのことです。攻撃者は「プレゼントキャンペーン」や「セキュリティ確認」といった内容をメールで偽装し、ユーザーのログイン情報を不正に入手しようとしています。実際、2024年4月以降、証券会社を対象にしたフィッシングサイトは増えており、月ごとに狙われるブランドが変わる傾向が見受けられます。このため、今後どの証券会社が次のターゲットになるか予測が困難な状況です。
さらに、国税庁を装うフィッシングサイトも急増し、前月と比べて約48倍に達しています。「税金未納」といった内容で心理的圧迫を加え、ユーザーのログイン情報を詐取する手法が目立ちます。年末は税金関連の手続きが多い時期でもあるため、特に注意が必要です。
全国信用金庫協会や他金融機関への注意
また、全国信用金庫協会をかたるフィッシングサイトも増加している模様です。これまで主に大手銀行や地方銀行が標的とされていた中、最近では金庫系金融機関にシフトしている可能性があります。更に、Amazonを装ったフィッシングサイトも見受けられ、ブラックフライデーやボーナス商戦を狙った詐欺行為の可能性が示唆されています。
フィッシングサイトのブランドランキング
11月度のフィッシングサイトブランドランキングでは、マネックス証券が1位に輝いています。また、様々なクレジットカード会社の名前も上位にランクインしています。実際、あまり注目されていなかったVpassのフィッシングサイトも増えており、ユーザーのログイン情報を詐取する手口がアップデートされています。
カテゴリ別構成比の変化
フィッシングサイトのカテゴリ別構成比を見ると、官公庁を装った詐欺サイトの増加が著しいです。これは主に国税庁をかたるフィッシングサイトの増加によるものです。また、WEBサービスカテゴリでもVpass関連サイトが増加しています。
フィッシング詐欺から身を守る方法
フィッシング詐欺を防ぐためには、いくつかのポイントに留意する必要があります。まず、メールやSMSに含まれるURLが本当に正規のものであるか確認することです。信頼できるウェブサイトには事前に登録したブックマークや手動検索でアクセスしましょう。
個人情報やクレジットカード番号の入力を促す内容のメールやSMSには注意を払いましょう。クレジットカード会社などはこのような情報を求めることはなく、特にフィッシングサイトには細心の注意が必要です。
また、ログインIDやパスワードの使い回しは控えるべきです。複数のサービスで同じ情報を使っていると、万が一フィッシングサイトで詐取された場合、他のサービスでも被害が広がる恐れがあります。ですので、少し手間をかけてそれぞれのサービスに異なるパスワードを設定することを推奨します。
さらに、セキュリティソフトや詐欺対策ソフトを導入することも重要です。犯罪者の手口は日々進化しているため、最新のセキュリティを取り入れることが求められます。これにより、不審なサイトにアクセスした際には警告を受けることができるでしょう。
「詐欺サイトチェッカー」の活用
不審なサイトの安全性が気になる際には、「詐欺サイトチェッカー」を活用することが有効です。ネット詐欺対策ソフトの情報を基に、URLが詐欺サイトとして報告されているかをチェックできます。
公式サイトへのリンク:
詐欺サイトチェッカー
終わりに
このように、フィッシング詐欺は年々巧妙化しており、単に特定のブランドだけを狙うものではなくなっています。年末年始に向けて、さまざまなフィッシング活動が予想されるため、ユーザー一人一人が意識的に警戒を高めることが被害の防止に繋がります。大切な情報が狙われる危険性を決して忘れずに、日常からの対策を講じるようにしましょう。