売れるネット広告社グループ、楽天モール支援をスタート
売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡、CEO:加藤公一レオ、証券コード:9235)は、連結子会社の株式会社売れる越境EC社を通じて、楽天モール(楽天市場系)への支援を正式に開始しました。この新たな取り組みは、従来の支援チャネルに加え、越境ECドミナンスを強化するものとして期待されています。
楽天モールの逆越境ポテンシャル
楽天市場は、日本国内におけるEC市場の王者です。圧倒的な顧客数とブランド力を持つ楽天は、既に海外への“国内モール経由購入”の仕組みを構築しつつあります。特に、海外パートナーとの連携を通じて、国内から海外への商品流通の可能性を広げています。
越境EC市場は着実に成長しています。モール型の越境ECは、集客力や決済・物流のインフラを活用できるため、販売者にとって大きなアドバンテージとなります。これまでのAmazonやTikTok Shopの支援に加えて、楽天モールを新たな選択肢とすることで、事業者の総合力も大幅に向上するでしょう。
売れる越境EC社の支援モデル
売れる越境EC社は、楽天モール出品者向けに様々な支援サービスを提供します。その一例として、以下のことが含まれます:
1.
自動商品連携エンジン:出品用フォーマットの変換や翻訳、商品情報の最適化を自動で行います。
2.
決済・通貨対応支援:海外決済カートとの連携や為替リスク管理をサポートします。
3.
物流/配送ルート構築代行:越境物流ネットワークの最適化を図ります。
4.
顧客対応体制支援:多言語に対応した顧客サポートや返品処理の設計を行います。
5.
広告・プロモーションの統合:楽天内の販促施策と越境広告の運用を融合させます。
これらの支援を通じて、楽天モールの出店企業や国内モール事業者のビジネス拡大をサポートします。
クロスチャネル連携による顧客の循環
各プラットフォーム(Amazon、TikTok Shop、楽天)間でのデータ連携が可能となり、顧客の接点を拡大します。また、他の国で人気の商品を楽天内で先行販売し、新たな販路を開拓する機会も生まれます。KPIは「チャネル横断LTV」や「顧客の回遊率」、さらには「越境収益率」の最適化にフォーカスしています。
期待される成果
楽天モール利用企業への支援パッケージを提供することで、多くの事業者を越境ECへと導くことができるでしょう。収益の多様化やストック化が見込まれ、出店支援フィーや広告運用手数料といった新たな収益源も期待されています。
また、この楽天モール支援は、売れるネット広告社グループの他事業(AIマーケティングやD2Cつくーる)とも強いシナジーを生むことができます。成功事例を通じて、D2C導入企業への差別化提案として役立つでしょう。
今後の活動計画
短期的には、社内での検証や初期導入先企業の選定、API連携や物流ネットワークの試験設計を進めます。中期的には本格的なローンチと営業展開を行い、長期的には楽天モールを中心とする越境ECのハブとしての地位を確立する計画です。
今後、売れるネット広告社グループのこの戦略と越境ECの進展にご期待ください。私たちと共に、新たな歴史を創り上げていきましょう。