東急リゾーツのビザ申請管理がDX化
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、オンラインビザ申請システム「RAKUVISA for Biz」を導入し、外国人従業員の在留資格管理をデジタル化することを発表しました。このシステムは、同社の特定技能1号外国人の雇用拡大を図るための重要なステップとなります。
導入の背景
同社は会員制リゾートホテルを展開しており、2033年には正社員の約30%を海外人材で占める方針を掲げています。国際的な企業として多様性を持った組織の実現を目指し、積極的に海外人材の受け入れを進めています。しかし、外国籍従業員に対する在留資格の管理や申請業務は、日本人従業員とは異なるため、労務管理上の課題とされていました。
それを解決するため、東急リゾーツは東急不動産が提供するビジネスエアポートに入居しているRAKUVISA株式会社と提携。RAKUVISA for Bizの導入により、業務の効率化とコンプライアンス遵守を図ることができるとの判断に至りました。
RAKUVISA for Bizの特徴
RAKUVISA for Bizは、外国人を雇用する法人向けに、オンラインで在留資格の管理と申請が可能となるサービスです。クラウドソリューションを活用することで、申請データの管理や定期報告書の作成などを効率的に行えます。さらに、出入国在留管理庁とのAPI連携により、申請プロセスが可視化され、安全性と確実性を高めています。
このシステムは、在留資格申請に関与する多くの関係者に対して、デジタル化によって課題を解決する手助けとなることを目指しています。
今後の展望
RAKUVISA株式会社は、東急リゾーツとの協力を通じ、日本における在留資格申請のさまざまな課題をデジタルソリューションで解決していく考えです。外国人労働者への期待が高まる中、デジタル化による安心できる社会の実現に貢献するための取り組みを強化します。
コメント
東急リゾーツ&ステイの平尾祥二郎シニアマネージャーは、「RAKUVISA for Bizの導入によって、在留資格に関するリスクを軽減し、外国人従業員が安心して働ける環境を整えることができる」とコメント。さらに、「従業員全体のストレスを軽減し、外国人雇用の拡大を推進できることを信じています」としています。
RAKUVISAの木本佑史代表取締役も、「東急不動産が運営するビジネスエアポートから生まれたこの機会に感謝し、外国人従業員の雇用をサポートできることを嬉しく思っている」と語り、今後の展望についても期待を寄せています。
このように、東急リゾーツ&ステイ株式会社のRAKUVISA導入は、労務管理の効率化だけでなく、企業全体の国際化にも寄与する重要な施策となっています。