グリーンコープ、全車両のEV化へ踏み出す
一般社団法人グリーンコープ共同体(福岡市博多区)は、2027年までに事業で排出する温室効果ガスをゼロにすることを掲げ、「OUR GREEN」プロジェクトを推進しています。このたび、全車両の電気自動車(EV)化を進める中で、2025年度の具体的なEV導入計画が発表されました。
2025年度のEV導入計画
グリーンコープの2025年度のEV導入計画には、さまざまな自動車メーカーの車両が含まれています。以下はその概要です:
- - 日野自動車: 日野デュトロ Z EV - 173台
- - 三菱自動車: MiEV - 41台
- - フォロフライ: F1 TRUCK - 22台
- - 本田技研工業: N-BAN e: - 22台
- - 日産自動車: サクラ - 2台
これにより、全車両1,333台のうち、2025年度末までに613台、つまり約46%のEV化が完了する見込みです。
これまでの取り組みとその成果
グリーンコープは2022年度より全車両のEV化を開始しました。その効果はすでに現れ、2021年度における二酸化炭素(CO₂)排出量約4,800トンから、今年度は約2,000トンの削減を見込んでいます。この数字は、グリーンコープの取り組みが実際に環境に良い影響を与えていることを示しています。
「OUR GREEN」プロジェクトの理念
「OUR GREEN」プロジェクトでは、温室効果ガスの削減のためにさまざまな取り組みが展開されます。具体的には、全車両のEV化だけでなく、二酸化炭素を排出しない電気の利用促進や、国産品の充実によって輸送時の温室効果ガスを減少させることも計画されています。また、リユース・リサイクルの推進も重視されています。
プロジェクトの目的は「我慢せずに無理にがんばらなくてもよいカーボンニュートラル」に取り組むことで、持続可能な社会を全ての人々と共に実現することです。そのため、プロジェクトのロゴには参加を呼びかけるメッセージが込められています。
組織の背景
グリーンコープ共同体は、2018年に設立され、九州や近畿、中国地方の生協や団体と連携して、地域に根ざした生活協同組合として活動しています。「安心・安全な食べ物を子どもたちに届けたい」という母親の願いから始まり、地域社会の豊かさを目指しています。
お問い合わせ
一般社団法人グリーンコープ共同体
- - 住所: 福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
- - 代表理事: 日高 容子
- - メール: cakydobr@greencoop.or.jp
- - 電話: 090-1468-9104(担当: 浅島)
「OUR GREEN」プロジェクトは、単なる環境保護活動に留まらず、地域環境に根ざした新時代のライフスタイルを提案しています。エコな未来に向け、参加することに意味を感じるすべての人々が、この取り組みに加わっていくことを期待しています。