未来を考えるライフデザインセミナーの開催報告
2024年9月14日、スリール株式会社は佐賀県が主催する「SAGA未来デザイン事業」の一環として、ライフデザインセミナーを全国規模で実施しました。このセミナーでは、佐賀県内の大学生19名が参加し、将来のライフイベントにおける選択について自由に考え、議論する機会が与えられました。
目的と活動内容
この取り組みは、佐賀県が進める「子育てし大県“さが”プロジェクト」に基づいています。参加者は「仕事」「結婚」「子育て」といった重要なライフイベントに向けた選択を今のうちから考え、様々な価値観に触れつつ、自分自身の意見を形成していく目的です。セミナーは、3つのパートに分かれて行われました。
第1部:基調講演
最初の講演では、スリール株式会社の代表、堀江敦子氏が登壇し、「当事者意識で社会変革!私たちのSAGA未来デザイン」というテーマで熱く語りました。堀江氏の講演は、参加者にとって想像以上の刺激を与え、多くの学生が自分事として捉えるきっかけとなったようです。
第2部:学生によるプレゼンテーション
続いての第2部では、昨年のインターンシッププログラムに参加した学生たちが、自らの体験をもとにプレゼンテーションを行いました。このプレゼンテーションでは、さまざまなアイデアやテーマが提示され、特に「パパママを助け隊」や「アツアツ遊具をクールダウン」といった具体的な提案が話題を集めました。これにより、実際の取り組みの可能性についても参加者は考察を深めました。
第3部:対話型ワークショップ
最後に行われたワークショップでは、学生、市町の職員、そして子育て中の家庭が参加し、プレゼンテーションのアイデアを実際に実現するために必要なステップを話し合いました。さらに、ボードゲーム「サンゴクエスト」を用いた対話セッションにより、子育てや仕事に関する疑問点がシェアされ、参加者全員がそれぞれの視点を持って議論を交わすことができました。
参加者の反響
参加した大学生からは、「家庭の話を聞いて自分が描いていたイメージと異なっていた」との声や、「将来に対する不安が軽減された」とのポジティブな感想が聞かれました。自身の将来に対する不安が軽減されたことを示す具体的な意見も多数寄せられ、セミナーの意義が感じられました。
特に以下のような参加者の声が印象的です。
- - 「様々な家庭の話を聞いて将来を考える良い機会になった。」(大学1年生、女性)
- - 「これまでの漠然とした不安が具体的な期待に変わった。」(大学3年生、男性)
また、市町職員や地域の一般参加者からも、「学生の柔軟な発想に驚かされた」との感想があり、実際の行政活動に活かしたいという意見もありました。
今後の展望
このセミナーの結果は、2024年12月2日に発表される「2024年度実施レポート」としてまとめられ、今後の「SAGA LIFE DESIGN プロジェクト」のさらなる発展につながることが期待されます。ライフデザインセミナーを通じて得られた参加者の知見を、地域全体での意識改革の一助にしていくことが重要です。今後もこのような取り組みが繰り返され、地域を越えた真の社会変革が育まれていくことを願っています。