自動運転技術の革新
2021-03-29 12:30:02

自動運転車両向けソフト『SVNet』が2021年度技術アップデートを発表

2021年度の技術革新と成長戦略



自動運転車両向けのソフトウェア開発を手掛けるストラドビジョンが、2021年度の技術ロードマップを発表しました。同社が提供する物体認識AIソフトウェア『SVNet』は、特に自動運転市場において、その存在感を高めています。この技術の発展は、特に新型コロナウィルスの影響で変動する自動車市場において、大きなキーワードとなっています。

自動運転車市場の現状



新型コロナによる影響を受けながらも、自動運転技術や高度運転支援システム(ADAS)の需要は高まっています。自動車業界は全体として低迷しているものの、特に自動運転車の普及が期待されています。ストラドビジョンは、この市場での競争力を維持するため、既存のソフトウェアSVNetのアップデートを最優先事項と位置付けました。

SVNetによる物体認識技術の進化



ストラドビジョンは、車両前方カメラを利用した物体認識技術を強化します。2021年のアップデートにより、単眼カメラを使用しながら、デュアルカメラと同等の物体認識能力を達成することを目指しています。これにより、製造コストやハードウェアの使用を抑えつつ、省エネ効果も得ることができるのです。

さらに、360度全方向の物体認識技術『SVM(サラウンドビューモニタリング)』も導入され、周囲の状況を全方位から把握する能力が向上します。この技術は、駐車支援機能や自動バレーパーキングの実現への一歩ともなります。

高度な物体認識機能の実装



ストラドビジョンは、高度な物体認識機能を用い、ドライバーの介入が不要な自動駐車支援(APA)や完全自動バレーパーキング(AVP)技術の実現を目指しています。これにより、より安全で便利なドライブ体験の提供を目指しています。

SVNet を支える技術



『SVNet』は、ディープラーニングを活用してカメラの映像から物体を認識することができるソフトウェアです。この技術は、特許技術を使用し、必要な計算資源やメモリサイズを抑える工夫がなされています。これにより、コストを抑えたADASソリューションを提供し、世界1300万台の量産車両に導入予定です。

現在、ストラドビジョンはドイツ、中国を含む複数の国でパートナーシップを結んでおり、すでに9社と連携して技術の導入を進めています。また、日本市場においても大手企業との協業を強化し、SVNetの普及に乗り出しています。

ストラドビジョンの将来展望



ストラドビジョンは、機械学習やAI技術を駆使し、完全自律走行車両の実現に向けた事業展開を続けています。これまでの実績も評価され、複数のプログラムからパートナーに選ばれ、業界の最前線で技術革新を遂げている企業です。今後も、最先端の技術で自動運転市場の発展をリードしていくことでしょう。

会社情報

会社名
STRADVISION,INC
住所
464, Gangnam-daero, Gangnam-gu, Seoul, Republic of Korea3Fl.
電話番号

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