中学生向けワークショップ
2025-04-17 11:31:58

中学生がiPS細胞をテーマにゲーム制作に挑むワークショップ

概要


2025年3月26日から28日まで、京都大学iPS細胞研究所と大阪大学社会ソリューションイニシアティブの共同主催により、中学生を対象としたワークショップ「コスモポリタンキャンパス2025 Spring with EXPO」が開催されました。参加者は、実際の研究機関での体験を通じて、iPS細胞をテーマにしたアナログゲームを制作するというユニークな課題に挑戦しました。

プログラム内容


参加者は、iPS細胞研究に関する4つの部門に分かれ、それぞれの研究の魅力を楽しく伝えることが求められました。初日には、和田濵氏による基調講演があり、iPS細胞が再生医療だけでなく、薬の開発にも寄与していることが説明されました。また、京都大学内の見学を通じて、中学生たちは普段見ることのできない最先端の研究環境に触れました。

午後は、エンターテインメントプロデューサーの北原氏が講演し、「遊び」と「ゲーム」における楽しさや原則について学びました。その後、各チームで「日常で感じる“楽しい”ってどんなことだろう?」というテーマでグループワークを行い、アナログゲーム制作の骨子を考えました。

チーム制作のプロセス


2日目には、道目氏らから「幾何学的な精神」と「繊細の精神」の重要性についての講話がありました。これらの考え方を活かしながら、ターゲットにどのように伝えるかを考え、ゲーム制作に取り組みました。午前中の講義を受けて、受講生たちはそれぞれの役割で活発に意見を交換し、ゲームデザインを具体化しました。

最終日には、チームごとに完成したゲームのプレゼンテーションが行われました。青柳氏をはじめとする専門家からは、創造的なアイデアやゲームの楽しさについてフィードバックが寄せられました。その後、参加者、保護者、講師が一緒になってゲームを楽しむことで、3日間の活動の成果を実感しました。

制作されたゲーム


いくつかの部門では、それぞれ特色あるゲームが完成しました。例えば、未来生命科学開拓部門では「iPS細胞ゲーム~ゲノム編集を成功させよ!」を制作し、専門外の人でも楽しめるように工夫がなされています。増殖分化機構研究部門は、プレイヤーが新薬開発に挑む「とびだせ!iPS細胞」を作成しました。

参加者の声


参加した中学生の中からは、「普段では得られない貴重な体験ができた」「自分の意見を出すことができて、楽しんでプレイした」といった感想が多く寄せられました。特に、一緒に遊びながら学べたことが大きな成果であったとのことです。

KCJ GROUPと両大学が連携したこのワークショップは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づいており、未来を担う子どもたちが新しい価値を創造する機会を提供することを目指しています。次回のイベントにも期待が高まります。


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会社情報

会社名
KCJ GROUP 株式会社
住所
東京都中央区佃1-11-8ピアウエストスクエア3階
電話番号

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