子どもアドボカシーの提言
2026-04-01 10:43:08

子どもアドボカシーの現状と課題解決に向けた提言

はじめに



近年、子どもアドボカシー事業の取り組みが全国で広がりを見せていますが、その実施状況には地域ごとの格差が存在しています。特に、指導者であるスーパーバイザー(SVR)の配置率が60%を下回っており、支援の質に大きな地域差が現れる結果となっています。これを受けて、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会は「子どもアドボカシー」に関する調査結果を発表し、質の向上を目指す提言を行いました。

調査結果の概況



全国で実施されたこの調査によれば、対象の82自治体のうち82.9%が「子どもの意見表明等支援事業」を実施しており、制度の普及が明らかとなりました。一方で、SVRの配置率は60.3%にとどまり、特に指導者が不在の自治体では「継続研修」を行うことができないケースが目立ち、支援の質に懸念が表れています。

民間委託の主流化


また、事業の運営形態については、72.1%の自治体が民間団体に委託する形態を選択しており、官民連携による推進が主流となっています。これは、事業の実施効率を高める一方で、地域間の資源配分の不均衡が問題視されています。

主な提言



調査結果から浮かび上がった課題を踏まえ、当協議会は以下の3つの提言を行いました。これにより、すべての子どもが質の高いアドボカシーを受けられる環境を整備することを目的としています。

1. 国庫補助の拡充と義務化
スーパーバイザーに対する経費補助を国の標準予算として義務化し、各自治体がその負担から解放される仕組みを整える。

2. 里親家庭へのアプローチ強化
里親家庭への支援に必要な「コーディネート人件費」を正当に評価し、十分な財源が確保されるように努める。

3. アドボケイトの専門職化
アドボケイトに対する適正な報酬基準を策定し、地域による格差をなくすことを目指す。

課題解決に向けた活動



加えて、全国子どもアドボカシー協議会では、子どもアドボカシー事業が未導入の地域でも意見表明権が行使できる基盤を整えるために、様々な取り組みを展開しています。具体的には、子どもアドボケイトの養成講座や事業導入のサポートを行い、現場の声を反映させることに努めています。

結論



全国的な調査結果を受けて、子どもアドボカシーの充実を図るうえでの課題と提言が明確になりました。これからの取り組みにより、すべての子どもが公平に支援を受けられる社会の実現に向け、広がりを持って議論を進めていく必要があります。やるべきことは多く、地域間の格差をなくすためには、関係者が一丸となって取り組むことが重要です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
NPO法人全国子どもアドボカシー協議会
住所
福岡県福岡市城南区神松寺3-5-3グリームスK 202
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。