世界史を目で楽しむ『ビジュアルマップ大図鑑世界史』
2024年12月に待望の4刷が登場した『ビジュアルマップ大図鑑世界史』は、東京書籍から2020年5月に発表された書籍です。この図鑑は、世界中の歴史ファンにとってまさに必携の一冊であり、人類の500万年にわたる壮大な歴史をテーマごとに詳しく解説しています。
書籍の特長は、豊富なヴィジュアルと分かりやすい地図です。アフリカの起源から、宇宙進出までをリアルに描写する内容は、読者が時代や地域ごとの文化や社会の変遷を直感的に理解できるよう工夫されています。162の重要テーマが時系列で配置されているため、歴史の流れを一目で把握することが可能です。
ビジュアルで楽しむ世界の歴史
『ビジュアルマップ大図鑑世界史』は、1テーマあたりの見開きで完結するスタイルを採用しています。この方式により、各トピックを読み進める中で自然と一つのストーリーに吸い込まれていく感覚を味わえます。地図とグラフィックスによる視覚的表現は、国や地域のイメージを膨らませ、歴史的文脈を十分に理解する手助けをします。
この書籍は、スミソニアン協会の監修を受けており、学術的な信頼性はもちろん、美しいビジュアルは読者を魅了します。特に、第一次世界大戦に関する章では、開戦までの経緯を詳細に地図で示し、当時の状況を視覚的に理解することができます。塹壕の写真などは、戦争の悲惨さをリアルに物語っています。
コンテンツの詳細
本書は、以下の内容構成となっています:
- - 先史時代700万年前~前3000年
- - 古代の世界前3000年~後500年
- - 近世の世界1450年~1700年
- - 革命と産業1700年~1850年
- - 現代の世界1914年~現在
これらの時代がそれぞれ独自のスタイルで描かれており、歴史の起伏を体感することができます。
監修者の声
本書の監修者である日本語版監修者本村凌二氏は「地図のない歴史書は分かりにくい」とコメントしています。歴史の流れは、地理的条件や文化的要因に大きく左右されるため、視覚的情報が極めて重要であるとしています。彼が手がけたこの書籍は、地理的背景の情報が豊富で、学びの楽しさを提供します。
書籍情報
この決定版となる図鑑の定価は7,150円(本体6,500円+税10%)。サイズはB4判変型で、内容は360ページにわたります。詳細は東京書籍の公式サイトで確認できます。
終わりに
『ビジュアルマップ大図鑑世界史』は、ただの歴史書ではなく、視覚を通じて世界を旅する楽しさを与えてくれる一册です。歴史を知ることは、まさに自分自身を知ることにつながると言えるでしょう。手に取って見れば、この美しい地図とビジュアルがあなたの世界観を広げてくれることでしょう。