リンガーハットの挑戦
2023-09-07 11:00:03

リンガーハットが「AIRVISA」を導入し業務効率化を実現

リンガーハットは、全国に約650店舗を展開するフードサービス大手であり、外国籍従業員を数百名雇用しています。これまで、雇用時のビザ確認やその後の情報管理は店舗現場で行われており、業務リソースの圧迫が問題となっていました。特に、在留期限の管理を従業員が各店舗で行うため、更新状況を本社が把握しきれず、結果として在留期限が切れた従業員を雇用してしまうリスクがありました。こうした課題解決のため、リンガーハットは外国籍従業員ビザ管理・申請クラウドソフト「AIRVISA」を導入します。

「AIRVISA」を使うことで、在留カードを基に就労可能者の自動判定が実現し、ビザの期限切れを即座に通知するアラート機能も備えています。これにより、更新漏れの防止が可能となり、外国籍従業員のビザ関連手続きにおける負担を軽減し、より働きやすい環境を提供できます。また、このツールは多言語対応(日本語、英語、中国語(簡体字)、ベトナム語、韓国語)で、今後も順次拡充予定です。

これまで、各店舗の責任者はビザ管理の負担を抱えていましたが、「AIRVISA」を導入することで現場の業務負担が減少することが期待されています。リンガーハットの総務人事チームの田川裕介部長は、『このシステムによって当社の職場がより魅力的になることを期待しています。』と述べています。これにより、リーダーシップと働く従業員の双方にとって、リンガーハットは居心地の良い職場環境が実現されるでしょう。

さらに「AIRVISA」は、将来的には外国籍従業員の生活支援に関するサービスを強化していく予定です。具体的には、住居確保や契約支援、定期的な面談、行政機関への通報などを検討しています。これにより、企業が外国籍従業員を迎え入れやすくし、彼らの生活をよりサポートする体制を構築することが目指されています。

株式会社AIRVISAは、2021年設立で監督機関としての役割も果たしつつ、各企業がコンプライアンス体制を強化できるよう精力的にサポートしています。リンガーハットの試みは、フードサービス業界においても、外国籍人材の雇用管理の新たなスタンダードになる可能性を秘めています。今後も、同社が「AIRVISA」を通じてどのように成長と進化を遂げていくのか、注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社AIRVISA
住所
東京都港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー
電話番号

トピックス(経済)

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