ライオンのハブラシリサイクル活動が11年の歩みを振り返る
ライオン株式会社は、環境問題への取り組みとして、ハブラシのリサイクル活動を2015年に開始しました。この活動は、プラスチックの資源循環を促進し、持続可能な未来を目指したものであり、企業の社会的責任としても重要な役割を果たしています。2026年5月には、この活動が11周年を迎えます。
これまでのあゆみ
この11年間で、ライオンは累計33.5トン、約268万本の使用済みハブラシを回収しました。この回収活動は「ハブラシ・リサイクルプログラム」として知られ、個人や団体が無料で参加できる仕組みが整っています。プログラムへの参加によって、生活者は自分のハブラシを簡単にリサイクルすることができ、環境保護に寄与することができます。
個人ユーザー向けの取り組み
2015年6月からスタートしたこのプログラムでは、約1,724の登録回収拠点を設け、生活者がハブラシのリサイクルに参加しています。2026年4月までの集計によると、これまでに約30.2トン、242万本が回収されました。この取り組みは、使用済みハブラシを廃棄することなく、再資源化することを目的としています。
自治体との連携
ライオンは2020年4月から、自治体との連携を強化し、生活者にとって身近なリサイクルを促進しています。具体的には、東京都墨田区、板橋区、台東区、兵庫県明石市などと協力し、公共施設や地元団体を中心に回収ネットワークを拡充しました。これにより、地域住民は利用しやすい環境でハブラシをリサイクルする機会が提供されています。
例えば、墨田区では公共施設や学校を含む47ヵ所で回収を行っており、2026年3月時点で1,226kg(約9.8万本)が回収されています。また、板橋区ではイベントを通じてハブラシ再生材を使用した成形品が配布され、地域の意識向上にも寄与しています。
契約業者との協力
さらに、アスクル株式会社との連携によって、社員の健康増進や環境配慮を促進する取り組みも進めています。アスクルでは、ハブラシ再生材から作られたマウスウォッシュカップが限定販売されており、環境への配慮を反映しています。
今後の展望
ライオンは、単にハブラシのリサイクルを行うだけではなく、全体的なヘルスケアやサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを強化していきます。具体的には、今後もハブラシを通じて「健康な習慣づくり」と「無駄にしない習慣」を広げていくことを目指します。また、回収したハブラシを質の高い再生樹脂にリサイクルする技術開発にも力を入れる予定です。
まとめ
このようにライオンのハブラシリサイクル活動は、11年間で顕著な実績を上げ、多くの人々に環境問題への関心を喚起してきました。今後も持続可能な社会のための一助として、ライオンは環境への負荷軽減に向けて努力し続けます。