日本酒選びの新しいアプローチ、ソムリエAI「KAORIUM for Sake」
最近、日本酒の購入において革新的な体験を提供するソムリエAI「KAORIUM for Sake」が、株式会社明治屋運営の「明治屋京橋ストアー」に導入されました。この取り組みは、消費者にとってより便利で、多様性のある日本酒選びをサポートします。
KAORIUM for Sakeとは?
「KAORIUM for Sake」は、SCENTMATIC株式会社が開発したAIシステムで、日本酒の風味を言語化し、消費者が好みに合ったお酒を簡単に見つけられるように設計されています。言葉で風味を可視化し、「リラックスしたい」や「元気を出したい」といった気分、さらには「軽やか」や「スパイシー」といった個別の味わいまで考慮して、最適な銘柄を導き出します。これにより、初心者から愛好者まで、誰もが気軽に日本酒の魅力を楽しめるようになります。
明治屋京橋ストアーの背景
明治屋は今年、創業140周年を迎え、その理念として「いつも いちばん いいものを」を掲げています。歴史あるこの店舗は、近年の海外観光客の増加に伴い、日本酒への関心も高まっているエリアに位置しています。この状況を踏まえ、多言語対応の「KAORIUM for Sake」を導入することで、より多くの海外の方々にも日本酒のすばらしさを体験してもらえる機会を提供しています。
課題解決のためのAI活用
明治屋京橋ストアーの小売事業本部に所属する佐藤氏は、酒類の免税販売を開始した昨年から、特に海外からのお客様に対する日本酒の販売が増加していると述べています。スタッフによって言語能力や日本酒に関する知識が異なるため、スムーズな接客が難しい場面もあったとのこと。こうした課題を解決するために導入された「KAORIUM for Sake」は、タブレットを通じてお客様自身が好みの酒を探索する手助けをするシステムであり、多言語対応のため、どの国のお客様でも安心して利用できます。
利用の流れと利点
お客様は、店舗内に設置されたタブレットを利用し、各自の気分や好みに基づいて日本酒を選ぶことができます。例えば、タブレット上で「甘さ」を選択することで、そうした特性を持つお酒をピックアップし、マッチ度の高い商品を簡単に見つけることができるのです。この新しい体験は、特に日本酒にあまり詳しくない方々にも、ビジュアルでわかりやすく楽しめる要素が特徴です。
佐藤氏は、「KAORIUMのおかげで、お客様はこれまで知らなかった銘柄と出会い、より快適な日本酒の購入体験を楽しむことができると思います」と期待を寄せています。
まとめ
このように、ソムリエAI「KAORIUM for Sake」の導入によって、明治屋京橋ストアーは新たな顧客体験を提供し、多様な日本酒を楽しみたい方々にとっての最適なスポットとなっています。日本酒選びが、より一層魅力的で楽しいものになることでしょう。その結果、日本の酒文化がさらに広がり、世界中の食卓を彩ることに貢献できることを期待しています。
【店舗情報】
- - 店舗名: 明治屋京橋ストアー
- - 住所: 東京都中央区京橋2丁目2−8 明治屋京橋ビル 1F
- - 営業時間: 10:00-20:00(平日)/ 10:00-19:00(土・日・祝)
- - 定休日: 年中無休(1月1~3日を除く)
- - 公式サイト: 明治屋ストアーHP
この取り組みは、今後の日本酒の楽しみ方に新たな一歩をもたらすことでしょう。