高信頼性を誇るハイブリッド・メディアトランシーバ『HYC7000』新登場
株式会社アドバネットは、同社の高い評価を得ている絶縁型トランシーバHYC6000の後継モデルである『HYC7000』を発表しました。本製品は、主要構成部品のリフレッシュやモールディングの追加を行い、製品の品質と信頼性を向上させることに成功しています。また、既存のユーザーがスムーズに新製品に移行できるよう配慮されています。
新製品の構成と互換性
HYC7000は、前モデルのHYC6000およびマイクロチップ・テクノロジー社製のHYC5000(生産終了品)とピンアサインが互換性を持ち、機能や性能でも同等に保たれています。これにより、現行のHYC6000またはHYC5000を使用している製品やアプリケーションにおいて、設計を変更せずそのまま安心して利用することが可能です。
特徴と応用範囲
本製品は、絶縁型の差動型通信に対応し、高い信頼性を持つ通信システムを提供します。特に、公共インフラや重要な産業分野での安定した運用が求められる場面において最適な選択肢となるでしょう。HYC7000は、ドライバとレシーバを内蔵した設計で、回線をパルストランスで絶縁する方式を採用しており、信号の損失を減少させ、より堅牢な通信を実現しています。
アドバネット社長のコメント
アドバネットの社長、Ludovico Ciferri氏は「HYC7000のリリースは、顧客への継続的な価値提供と製品ライフサイクル管理に対する当社の取り組みを示すものです。主要部品の見直しにより、長期の安定供給が実現し、これまでHYC6000やHYC5000をご利用されていたお客様にも、安心してお使いいただけるよう努めました。」と話しています。
今後の展望
アドバネットは、今後も技術革新に対応しながら、顧客のニーズに応じた信頼性の高い実用的なソリューションを提供することに努めていきます。今後の製品データシートについては、公式サイトを通じてダウンロード可能となっています。
受注は2025年5月から開始し、量産体制は2025年11月頃を予定しています。
問い合わせ先
製品に関する問い合わせは、株式会社PALTEKのHYC7000製品サポート窓口までお願いいたします。メールアドレスは
[email protected]です。PALTEKはHYC7000の販売代理店として、アフターサポートも行っています。
会社概要
株式会社アドバネット
アドバネットは1981年に岡山で設立され、半導体製造をはじめ、交通インフラ、医療機器、通信機器など、多方面にわたる産業に向けて、ハードウェアやソフトウェアを設計・製造・販売しています。お客様のニーズに応えるカスタマイズされたソリューションを提供し、高信頼なワンストッププロセスで課題解決に取り組んでいます。
株式会社PALTEK
PALTEKは1982年の創業以来、日本のエレクトロニクスメーカーへ国内外の半導体製品の販売とサポートを行ってきました。『多様な存在との共生』を理念に、お客様に最適なソリューションを提供し続けています。2021年には株式会社レスターホールディングスのグループ企業へと進化を遂げました。