未来機械が実施する新たな挑戦
株式会社未来機械(本社:香川県高松市)は、経済産業省から採択された「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」により、タイ王国とシンガポール共和国において無人清掃サービスの実証を行うこととなりました。これまで238件の応募があった中から65件が選ばれる中で、未来機械は選ばれた企業の一つです。
新たな実証事業の概要
未来機械が展開するこの事業は、2026年11月から2028年4月までの間に実施されます。プロジェクト名は「タイ王国・シンガポール共和国/太陽光パネル清掃ロボットの気候条件対応型運用モデル実証事業」です。この実証の主な目的は、以下の3つに分類されます。
1.
清掃による発電量改善効果の測定
2.
継続課金型事業モデルの成立性の確認
3.
多様な気候条件での運用性の確立
特に、タイの乾季や雨季において、発電設備がどれだけ効果的に運用されるかが焦点となります。
背景:発電量の向上のために
太陽光発電設備は、さまざまな要因によって汚れが付着し、発電効率が低下します。特に乾季には砂塵の蓄積が問題となり、これが発電量の大きな低下を引き起こすため、清掃の必要性が高まります。研究機関によると、特にタイではPM2.5といった大気汚染物質が清掃の妨げとなる固着汚れを引き起こし、降雨だけではこの汚れを除去することは難しいとされています。このような状況から、効率的な清掃方法の確立が急務です。
自律走行ロボットの実績
未来機械では、水を使わずに太陽光パネルを清掃する自律走行型ロボットを開発しています。このロボットは、過去にドバイの400メガワットの太陽光発電所に61台が導入され、3年間で5,000時間以上の稼働実績を誇ります。この経験を生かし、東南アジア市場へと展開することを目指しています。
目指す未来
今回の実証では、東南アジア特有の乾季と雨季の気候条件に応じた清掃手法の適用が重要な課題です。単なるロボット販売に留まらず、クラウドを活用して継続的な清掃サービスを展開する体制を確立することを考えており、その結果を踏まえて将来的にはさらなる発展を狙います。
企業情報
未来機械は、「テクノロジーでロボットを当たり前の存在にし、人々を苦役から解放する」というミッションを掲げた香川大学発のベンチャー企業です。設立は2004年で、資本金は約8億円、ロボットおよびメカトロニクス機器の研究開発、製造、販売を行っています。
詳細情報やお問い合わせは、公式ウェブサイト(
未来機械 ホームページ)をご覧ください。問い合わせ先は、広報担当の木戸または西岡(電話: 087-816-5112、メール:
[email protected])です。