AI検索を活用してブランドスコアを可視化する新サービス「Answer IO」

AI検索におけるブランドスコア可視化ツール「Answer IO」

フィードフォースが新サービスを発表

東京都港区を拠点とする株式会社フィードフォースは、企業のブランドスコアをAI検索を通じて可視化できる新サービス「Answer IO」のウェイトリストを公開しました。このサービスは、AI検索エンジンでのブランドに関する情報を追跡・分析し、ダッシュボードとして提供することで、マーケティング戦略の強化を図ります。

変化する消費者行動

最近の調査によれば、2022年に登場したChatGPTを始めとするAIの登場により、消費者の情報収集方法は従来のキーワード検索からAIとの対話へと移行しています。AIが示すブランド情報は、消費者の購買意思決定を左右する要因としてますます重要視されていますが、企業が競合と差別化するための情報を把握する手段はまだ確立されていません。

Answer IOの主要機能

「Answer IO」は、AIが自社ブランドにどのように言及しているかを分析するためのツールです。主な機能は以下の通りです：

1. マルチモデル計測： ChatGPTやPerplexityといったAIモデルを使い、ブランドに関するクエリに対して同時に応答を得ることができます。これにより、さまざまなAIモデルからのデータを統合して評価できます。

2. ブランドスコアダッシュボード： AIが生成する回答の中でのブランド言及を解析し、独自に設けた「Visibility Score」（0〜100）として可視化。ブランドの露出状況やトレンドを一目で確認することができます。

3. 競合・引用分析：競合他社とのブランドスコアの比較ができ、引用ドメインのランキングや回答本文の抽出を通じて、AI検索における自社の立ち位置を把握できる機能も用意されています。

4. チーム協業とレポート共有：複数メンバーでのブランドやクエリの管理が可能で、ポイント制による利用制御機能や、レポートを社内外で共有するためのリンク機能もあるため、チームでの運用が容易になります。

ウェイトリストと今後の展望

フィードフォースは、ウェイトリストに登録した方に対し順次先行アクセスを招待します。全機能を無料で試用できるため、ほとんどリスクなく利用し始めることができます。正式な料金プランについての詳細は一般公開とともに案内される予定です。さらに、将来的にはAnthropic ClaudeやGoogle Geminiなどの他のAIモデルへの対応を進め、週次レポートや競合比較チャートの強化も予定しています。