看護師を守る新たな指針「ペイハラ対策書籍」の登場
看護師や介護職にとっての新たなバイブルともいえる書籍、『看護師のための「ペイシェントハラスメント」予防・対応BOOK』が、2026年3月25日にメヂカルフレンド社から発売されます。この書籍は、一般社団法人日本男性看護師會が関西医科大学の矢山壮准教授、第一薬科大学の池田智准教授と共著で執筆しました。そして、発売日を前にして、すでにAmazonの看護管理部門でランキング1位を獲得したという注目の一冊です。
今、現場で働く医療・介護従事者が直面している「ペイシェントハラスメント」という、新たな問題に焦点を当てています。この言葉は、患者やその家族からの暴言、暴力、不当な要求を指し、看護師や介護職が直面する多くの問題の根源ともいえるものです。特に、こうした状況が日常化すると、現場の雰囲気が悪化し、看護師たちが心の傷を抱えることになります。
ペイハラとは?
「ペイハラ」とは何か、具体的にはどのような行為を指すのかが分からないことから、看護師たちは困惑することが多くあります。この書籍では、その境界線を明確にすることを目的としています。看護師が抱える苦悩を理解し、理不尽な要求に対して「我慢」ではなく「対応」するためのガイドラインを示しています。
書籍の特徴
本書には、ペイハラに対する具体的な予防策や対応方法、そして医療現場で実践可能なアプローチが盛り込まれています。この書籍が提供するのは、ただの理論ではなく、実践に基づいた直接的な対策です。著者たちは、この問題が過去にはタブー視されてきた部分に着目し、実際に役立つ内容をまとめています。
書籍は、医療の現場で働く全ての人々が守られるべき存在であるとの信念に基づき、心地よく、安全に働ける環境づくりをサポートすることを目的としています。医療従事者がその職務に集中できるような、安心の場を提供するために必要な情報が詰まっています。
日本男性看護師會が取り組んできた背景
日本男性看護師會は、2014年に法人化以来、身体的・精神的ハラスメントに対する対策に積極的に取り組んできました。彼らは、男性看護師としての視点から、女性看護師に対するハラスメントの取締りや、患者からの暴力行為に対しても直接介入してきました。このような実体験から、ペイハラ問題の理解を深め、署名運動などを通じて社会的な啓蒙活動を行っています。その結果として集まった2.3万筆以上の署名は、現場の切実な意見を示す証拠となりました。
東京都からもカスタマーハラスメント防止対策推進事業として奨励金が授与されるなど、公式にも評価されています。こうした努力が結集した結果として、今回の書籍刊行へと至っています。
関係者からのメッセージ
また、書籍の著者たちや関係者からも熱い思いが語られています。代表理事の坪田康佑氏は、「看護師は他者を守る存在であるべきだが、自身も守られる権利がある」と述べ、個人の忍耐だけでは解決できないことを強調しました。
共著者の矢山壮准教授や池田智准教授は、看護しや介護の現場での実情を踏まえた北海道が重要であるとし、本書が状況を改善するきっかけになってほしいと願っています。
編集者も、「本書は単に攻撃するための書ではない。現場の健康を守るための手助けとなるものです」とコメントしています。
この書籍は、現場で働く人々にとっての必読書として、医療・介護のさらなる発展につながっていくことでしょう。私たちは、医療現場での安全な環境が患者さんにとっても良いケアへとつながると信じています。今後の活躍が期待される一冊です。
興味がある方は、ぜひ発売日を待ち望んで、手に取ってみてはいかがでしょうか。