新潟県上越市における保育ICTサービスの導入
新潟県上越市では、2025年9月1日より34の公立保育園が保育ICTサービス「CoDMON」を導入しました。その背景には、保護者の利便性向上と保育現場の業務負担軽減があり、これにより保育の質を確保し向上させることが目的とされています。
導入の経緯
これまでに、上越市の34の公立保育園のうち、2023年に11施設、2024年に12施設がコドモンの運用を開始しました。そして2025年9月には残る11施設でも運用が開始されました。これにより、新潟県内の14自治体の保育・教育施設でコドモンが普及しています。
コドモンのサービス内容
上越市で導入されたコドモンの主なサービスは次の通りです:
1.
遅刻・欠席の連絡機能
保護者はアプリを通じて遅刻や欠席、お迎えの依頼を手軽に行うことができます。これにより、園は電話なしでもリアルタイムで情報を受け取ることができ、負担が軽減されます。
2.
お知らせの一斉配信
保護者への連絡が簡素化され、クラスや園児を選んでテンプレートを使用して配信できるため、迅速な情報伝達が可能です。
3.
アンケート機能
保護者の反応をフィードバックするためのアンケートを簡単に配信でき、クラス毎に設定することができます。
4.
登降園の管理
二次元コードを使用して登降園時刻を打刻し、業務の自動化が進むことで、保護者はスマホで家族と情報を共有できます。
5.
資料室
各施設の資料をアプリ上で検索できるため、必要な情報を迅速に入手できます。
6.
指導案・日誌作成
既存の帳票をコドモンにアップロードして使用でき、デジタル化により情報の統一が図られます。
このように、コドモンは保育士の業務負担を軽減し、より多くの時間を子どもたちとの活動に費やせることを目指しています。
株式会社コドモンについて
コドモンは「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよくする」という使命を掲げており、保育・教育施設向けICTシステムで業界シェアナンバーワンを誇っています。園児情報に基づいた成長記録や保護者とのコミュニケーション支援機能を通じて、職員がより良い保育環境を保つことを支援しています。
また、コドモンは保育施設向けのサービスや研修プログラムを展開しており、様々な角度から保育の質向上を図っています。
まとめ
上越市におけるコドモンの導入は、現代の保育におけるテクノロジーの重要性を示す一例です。導入によって保育の品質や保護者の利便性が向上し、より良い子どもたちの未来が築かれることを期待しています。