三井物産株式会社は、世界最大の二輪市場であるインドで電動二輪車製造販売事業を手掛けるWorld of River(以下「River社」)へ出資参画しました。今回の出資は、River社が行う第三者割当増資によるシリーズBラウンドの資金調達に対する出資です。
River社は、インド政府が深刻な大気汚染問題への対策として積極的なEV普及政策を推進していることを背景に、高品質かつ優れたデザイン性の電動スクーターを提供しています。
三井物産は、新たな成長が見込まれるインドの電動EV二輪市場において、River社の電動二輪設計開発能力に加え、自社のネットワークを活かし、インドが直面する社会課題の解決ならびにモディ首相が推進する「メイク・イン・インディア」政策にも貢献していくことを目指しています。
また、三井物産は2008年にヤマハ発動機株式会社傘下の二輪車製造会社インディア・ヤマハ・モーターに資本参画しており、River社に2024年1月に出資したヤマハ社とも連携し、事業協力を模索していくとしています。
三井物産は、中期経営計画2026のCorporate Strategyの一つとして「サステナビリティ経営の更なる進化」を設定し、2050年の「あり姿」としてNet-zero emissionsを掲げています。
本案件を通じて、モビリティ電動化を一層推進し、環境と調和した社会づくりに貢献していく方針です。