キミカ SDGsアワード受賞
2020-12-22 16:28:57
株式会社キミカが「第4回ジャパンSDGsアワード」を受賞し持続可能な未来へ貢献
株式会社キミカが受賞した「第4回ジャパンSDGsアワード」とは
2023年10月、株式会社キミカが「第4回ジャパンSDGsアワード」を受賞しました。このアワードは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指す優れた企業や団体を表彰する制度であり、日本のSDGs推進本部が主催しています。
選考は、NGOやNPO、有識者などからなる広範な関係者による選考委員会の意見を基に行われ、選ばれた企業はSDGsの実現に対して特に優れた取り組みをしていると認められています。株式会社キミカの受賞は、同社が長年にわたって持続可能性を念頭に置いた事業を展開してきたことが評価された結果です。
株式会社キミカのSDGsへの貢献
株式会社キミカは、天然海藻から取得した「アルギン酸」の製造・販売を主な業務としています。彼らの取り組みは、ただ単に製品を提供するだけでなく、持続可能な開発を支援するための具体的な行動が評価されています。以下に、その具体的な取り組みを示します。
1. 環境への配慮
キミカは、生きた海藻を刈り取ることなく、浜辺に打ち上げられた漂着海藻を利用しています。この海藻は放置されると再び二酸化炭素に戻る運命にありますが、これを生かしてアルギン酸を生産し、資源を有効活用しています。このような方法で、自然環境への影響を最小限に抑えつつ、経済価値を生むビジネスモデルを確立しています。
2. 現地コミュニティへの支援
30年以上にわたり、キミカはチリの漁民から安定的に海藻を調達しています。この取引は、漁業の持続可能性を高め、漁民の収入の安定化に貢献しています。また、同社はチリの農家や地元住民に対して土壌改良材や飲料水を無償で提供し、地域の生活水準向上に寄与しています。
3. 環境負荷を減少させる取り組み
キミカは、環境負荷を低減するために様々な投資を実施しています。工場の屋根に太陽光パネルを設置したり、環境に配慮した生産機器を導入したりすることで、持続可能な経営をすすめています。これにより、自社の生産活動を通じて環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。
4. アルギン酸の多様な応用
アルギン酸は、食品から製薬、化粧品、繊維、鉄鋼、製紙といった広範な分野で活用されており、株式会社キミカは80年にわたってその生産技術を磨いてきました。特に、品質が求められる食品および医薬品向けにおいては、業界トップのシェアを誇ります。その結果、同社は単なる製造業者にとどまらず、持続可能なビジネスの先駆者となっています。
今後の展望
株式会社キミカは、今後もSDGsの達成に向けた事業活動を続け、環境に優しい企業としての道を邁進することを誓います。社会的価値、経済的価値、環境的価値の共存を実現するために、ますます積極的に活動を続けていくことでしょう。受賞を機に、さらに多くの企業が同様の取り組みを始めることが期待されます。
会社概要
株式会社キミカは、日本で唯一、アルギン酸の専門メーカーです。アルギン酸は、日本の食文化においても重要な役割を果たす成分であり、その品質の高さが国内外で評価されています。キミカは、今後も品質向上と持続可能な開発に取り組み続ける所存です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社キミカ
- 住所
- 東京都中央区八重洲2-1-1YANMAR TOKYO 5階
- 電話番号
-
03-3548-1941