最近、宮城県仙台市で面白い取り組みが進んでいます。地域活性化を目指す活動の一環として、常盤木学園高校と東北福祉大学、そしてNTT東日本などが共同で、学生たちがデジタル技術を学ぶ「DXカリキュラム」を実施しています。このプログラムの新たな試みとして、人気インフルエンサー「ながの社長」が講師を務め、動画制作について学ぶ機会が設けられました。
取組みの背景
2023年4月、常盤木学園高校と東北福祉大学は高大連携協定を結び、地域社会の発展を念頭に置いた教育を目指しています。この連携の中で、NTT東日本が加わり、地域活性化の取り組みがスタートしました。今年度は、宮城県の脱炭素先行地域に選定された仙台市で、新たなデジタルマップの作成や、今回の「ながの社長」とのコラボによる動画制作を進めています。
動画制作講座の目的
「ながの社長」は、自身が作成した動画が話題を呼び、多くのフォロワーを持つインフルエンサーです。彼の経験を活かし、高校生や大学生は動画の制作方法やバズる動画の作り方を学びます。この講座では、実際に動画を撮影し、そのプロセスを通じて仙台市の脱炭素先行地域の取り組みを広めることを目指しています。
各団体の役割分担
各団体は役割を分担しながらこのプロジェクトを推進しています。
- - 常盤木学園高校:企画運営の協力、生徒の参加を促進
- - 東北福祉大学:企画立案、学生の参加による取り組み推進
- - 今野不動産:活動場所の提供、制作した動画の活用
- - リンクロノヴァとリセンダー:動画制作の講師として支援
- - NTT-MEとNTT東日本:企画運営の協力、勉強会や撮影時の技術支援
このように、7者が協力して地域のデジタル人材育成や、地域の課題解決に取り組んでいます。
商品について
制作された動画は、深沼うみのひろば(運営:今野不動産)で観覧でき、再生可能エネルギーについて学べるコンテンツとして活用されます。これにより、地域の若者が自らの視点でまちづくりに関わる機会を得るとともに、地域の賑わいを創出することに繋がるでしょう。さらに、このプログラムは文部科学省の「DXハイスクール」事業としても実施され、多くの生徒にデジタル技術の重要性を伝えることを目的としています。
取組みの期間と次のステップ
このプロジェクトは2025年7月11日から2026年3月31日まで行われ、まずは「ながの社長」が行う動画制作ワークショップから活動が開始されます。学生たちが直接「ながの社長」に学ぶ機会は、彼らのスキルを磨く大きなチャンスです。
これらの取り組みを通じて、仙台市の地域活性化やデジタル人材育成が加速されることが期待されます。地域の未来を担う若者たちが、デジタル技術を駆使して新たな価値を創造する瞬間を見逃せません!