日本トンボ学会公開シンポジウムのご案内
2024年11月10日(日)に、滋賀県の琵琶湖博物館にて公開シンポジウム「みんなでつなごう!ひろげよう!トンボのいる自然~トンボでつなぐ近江の水辺~」が開催されます。このイベントは、日本トンボ学会と琵琶湖博物館の共催で行われ、トンボの保全をテーマにした最新の研究成果を知る貴重な機会です。
シンポジウムの詳細
シンポジウムは14時から16時まで行われ、参加は無料で、事前申し込みも不要です。学会員以外の方でも参加できるため、滋賀県内外の方々が気軽に訪れ、トンボに関する情報を学べるチャンスです。アトリウムでは関連するパネル展示も行われており、こちらをご覧になるには常設展示の料金が必要となります。
トンボの現状と保全の重要性
最近では、環境省や地方自治体が発表する絶滅危惧種リストにトンボ類が載ることが増えてきました。滋賀県でのトンボの現状はどうなっているのでしょうか?身近な水田や池、水路といった環境がどのように変わってしまったのかを考え、トンボ類をどのように保全していくのかを議論する機会です。
講演内容
シンポジウムでは、以下の講演が行われます。各分野の専門家が、自身の研究成果や観察結果を発表します。
- - 河瀬 直幹:滋賀県のトンボについての調査結果をもとに現況を紹介、今後の展開についても説明します。
- - 渡邉 共則ほか:滋賀県の企業が行うビオトープを活用したトンボの保全活動についてお話します。
- - 大津市瀬田公園のトンボ観察グループ:公園で見られるトンボたちの美しい写真集を紹介します。
- - 青木 典司:希少種が公園緑地に集中する背景を調査データを交えて提示します。
- - 東川 航・末吉 正尚:ミヤマアカネの個体群減少の原因と大切な生息環境についての調査結果を報告します。
ディスカッションと今後の展開
講演後には、講演者とともに学会長の苅部治紀も加わり、滋賀県や全国の里地・里山におけるトンボ類の保全に関する今後の展開について討論する時間が設けられます。
このシンポジウムは、トンボの保全に興味のある方々にとって、新しい知見を得る絶好の機会です。ぜひみなさんの参加をお待ちしています。詳細は
こちらからポスターをダウンロードしてください。