地域をつなぐ和紙
2025-12-16 09:35:36

和紙を活用した地域間交流「つなぐプロジェクト」始動

和紙を活用した地域間交流「つなぐプロジェクト」始動



長野県飯田市に拠点を構えるKAFUNE GROUPは、福井県小浜市の有限会社高鳥紙業との共同プロジェクト「つなぐプロジェクト」を通じて、和紙を使った世代間交流の新しい試みを開始しました。このプロジェクトは、「つくる・伝える・つながる」という理念のもと、南信州の高齢者施設と保育園を結びつけ、地域の文化を子どもたちに伝えることを目的としています。

プロジェクトの背景と目指すもの


日本の文化の一つとしての和紙は、その製法や美しさに魅了されてきた存在です。しかし、近年では職人の減少や需要の低下により、和紙の産地が存続の危機に直面しています。また、核家族化が進む現代においては、世代間や地域のつながりが希薄になっているという大きな課題もあります。そこで、KAFUNE GROUPは「つなぐプロジェクト」を立ち上げ、これらの問題を和紙を通じて解決しようとしています。

ハロウィン特別企画の実施


プロジェクトの一環として行われたハロウィン特別企画では、KAFUNE GROUP傘下の保育園「ビバチャイルド」の子供たちが、福井の伝統的な和紙を利用して贈り物の飾りを手作りしました。その後、高齢者施設「北方デイサービス」と「大瀬木の杜」の皆様が、和紙キットを使って丁寧に形作った箱にお菓子を詰め込んでいきます。これにより、高齢者と子どもたちが心を通わせ、実際に手を動かすことで年齢や地域を超えた交流が生まれました。

箱の飾りを一緒に作成する中で、生まれるコミュニケーションは、双方に温かい思い出を刻むことでしょう。完成した箱は高齢者施設から子供たちへ届けられ、贈り物としての形を持つことで、「つくる・伝える・つながる」というサイクルが実現しました。

プロジェクトの未来


今後、この「つなぐプロジェクト」は単発の企画にとどまらず、継続的な活動を目指しています。グループ内の各施設と事業所間の世代間交流を深め、多世代が共に成長できるプラットフォームを構築することが目標です。地域全体が連携して、南信州の振興と文化の継承に寄与することが期待されています。

結論


「つなぐプロジェクト」は、ただ単に物を作ることだけではなく、世代や地域を超えたコミュニケーションを促進し、文化を受け継ぐ場となることを目指しています。和紙のぬくもりがもたらす温かい関係性が、今後も地域のさらなる発展に寄与していくことでしょう。KAFUNE GROUPはこれからも、このプロジェクトを通じて、世代と地域をむすぶ新しい文化の創造を続けてまいります。


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会社情報

会社名
KAFUNE GROUP合同会社
住所
長野県飯田市北方3326-2
電話番号

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