運送業界を支える評価・賃金制度セミナー
2026年8月26日、株式会社ロジ勤怠システム主催のオンラインセミナー「離職を防ぎ、現場が動く。運送会社のための評価・賃金制度セミナー」が開催されました。このセミナーに、株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティングのコンサルタントがゲスト講師として参加し、運送業界の現状と未来について語りました。
セミナーの背景
運送業界は常に人手不足に悩まされています。その要因の一つが「離職率の高さ」です。特に、最近施行されたトラック適正化二法は、賃金の決定において「能力に応じた適正な賃金決定」を求めています。このような法的背景のもと、運送会社はどのように評価を行い、どのような賃金体系を構築すればよいのか。この課題に向けた解決策を模索するため、今回のセミナーが企画されました。
セミナーの内容
セミナーでは、運送会社における人事評価制度の設計論や実行可能な方法について具体的な事例を交えて解説されました。コンサルタントの遠藤修大氏が行った第一講座では、次のような内容が紹介されました。
- - 等級・評価項目・賃金テーブルの設計論:正しい評価制度を支えるための基盤について。
- - 評価軸の構成:ドライバー職や内勤職に応じた評価軸の組み立て方。
- - 現場から学ぶ成功事例と失敗事例:実際の運用上の注意点。
第二講座では、株式会社ロジ勤怠システムの蓮田毅氏が「評価制度を『絵に描いた餅』にしないツール活用」と題し、評価制度と賃金制度の連携方法について詳しく説明しました。彼は、実際の労働時間と歩合給のシステムがどのように連動するかを示し、実務上の問題点とその解決策を提案しました。
参加者からの反響
参加者には運送業界の経営者や幹部が多く集まり、以下のような具体的な課題についての反響がありました。
- - 評価制度の欠如:適正賃金の決定に支障が出ている。
- - 離職問題:歩合給や手当の決定ルールへの不満から離職が発生。
- - 制度構築への不安:評価制度の必要性を感じているが、具体的な一歩が踏み出せない。
- - 労働時間との整合性:運送業特有の制度設計に悩んでいる。
終わりに
本セミナーは、運送業界における賃金と評価に関する重要な知見を提供し、業界の成功事例や失敗例を通じた実践的なアプローチを学ぶ貴重な機会となりました。運送業界が抱える問題を解決し、健全な運営を実現するために、今後もこのような取り組みが求められます。参加した方々が得た知識を、ぜひ自社の人事政策に活かしていただきたいものです。