京都芸術大学の新たな挑戦
京都芸術大学キャラクターデザイン学科が、パナソニック インダストリー宇治拠点とのコラボレーションを通じて、同社が製造する導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」の紹介動画を制作しました。このプロジェクトは、2025年に予定されている宇治拠点のショールームリニューアルに向けて、学生たちが自らの風を吹き込む素晴らしい機会でした。
プロジェクトの概要
この動画制作は、京都芸術大学の植木豊ゼミに所属する5名の学生によって行われました。彼らは宇治拠点の工場見学や、ショールームリニューアルプロジェクトチームとの意見交換を通じて、京都特有の文化や製品の特性を織り交ぜた作品を生み出しました。完成した動画は、訪問者や高校生へのリクルート活動に活用されるとのことです。
魅力的な作品たち
最終的に選ばれたのは、2つの作品。「まいこさんとこんでんさん」と「ポコ吉コンデンサ」です。これらは、視聴者に製品の魅力をわかりやすく伝えるためにユーモアを交えた作りが特徴です。
まいこさんとこんでんさん
この作品では、自称天才エンジニアのまいこさんが新しい発明品に取り組む中、突然現れたこんでんさんが「SP-Cap」についての説明を行うシーンが描かれています。制作を担当した下條春香さんは、ほとんど一人での制作にもかかわらず、その成果が評価されたことに感動を覚えています。彼女は、キャラクターのコミカルなやり取りを通じて、製品の特徴が自然に理解できるような構成を心掛けたと語ります。
ポコ吉コンデンサ
一方、ポコ吉コンデンサでは、主人公のポコ吉がおばあちゃんのPCが壊れた際に「SP-Cap」について尋ねるストーリーが展開されます。この作品の監督である三澤野乃佳さんは、実写とキャラクターの組み合わせに挑戦したことに不安を抱きつつ、無事に形にできたことを嬉しく思っていると話します。また、助監督の谷口理沙さんは、撮影の際の緊張感や社員との掛け合いの重要性を強調しました。
パナソニック インダストリーの役割
パナソニック インダストリー株式会社は、デバイス技術の先端を行く企業です。約41,000名の従業員が在籍し、2024年度には1兆426億円の売上高を見込んでいます。この会社のミッションは、多様なデバイステクノロジーを通じてより良い未来を築くことにあり、コンデンサを含む様々な製品で社会に貢献し続けています。詳細については、
こちらを参照してください。
京都芸術大学の教育理念
京都芸術大学は国内最大規模の総合芸術大学として、芸術を通じて社会に必要な力を育成することを目指しています。「社会と芸術」の関わりを重んじ、学生がアートやデザインの力で社会の課題を解決する社会実装プロジェクトを年間100件以上展開しています。詳細は
こちらを御覧ください。
この動画プロジェクトを通じて、学生たちは自らの創造力を発揮し、製品や地域の魅力を伝える重要な役割を果たしました。今後の彼らの成長に期待が寄せられます。