城東テクノがTCT Japan 2025で新たな3Dプリンタ材料「JIZAI」を初披露

城東テクノ株式会社が新たな「JIZAI」を発表

城東テクノ株式会社（本社：大阪府大阪市中央区）は、2025年1月に東京ビッグサイトで開催される国内最大級の3Dプリンティング技術展示会「TCT Japan 2025」に出展し、注目の新しいポリプロピレン材料「JIZAI」の新タイプを初めて公開します。新たに加わる4種類のJIZAIは、業界のニーズに応えるべく開発されており、同社の信念である「技術革新への挑戦」を具現化した製品です。

新たなJIZAIのラインアップ

展示会において紹介される新タイプの「JIZAI」は以下の4つの製品です：

1. JIZAI Black
スタイリッシュな黒色タイプで、治具の造形に適しており、使用後の汚れも目立ちにくい特徴があります。洗練されたデザインと実用性を兼ね備えています。

2. JIZAI Power
強度と耐熱性を向上させたモデルで、荷重たわみ温度が従来品よりも20℃向上しています。これにより、厳しい使用環境下でも安心して利用できる製品となっています。

3. JIZAI Eco
環境に配慮した再生樹脂とセルロースの配合により、独自の風合いを持ちながら、環境負荷を低減した製品です。持続可能な社会に向けた取り組みが評価されます。

4. JIZAI Horizon
さらなる反り抑制性能向上を実現し、難易度の高いモデルの造形が可能になった製品です。これにより、より多様なデザインが実現できるようになりました。

新しいJIZAIの各タイプは、展示会場でそれぞれ先着30名にサンプルが提供される予定です。来場者はその特性を実際に体験し、製品の魅力をより深く理解することができます。

反り抑制改質サービスの新展開

加えて、城東テクノは新しい法人向けサービスを導入します。従来、3Dプリンタ用のポリオレフィン系樹脂材料は反りが生じやすく、造形が難しいという課題を抱えていました。しかし、新サービスでは、お客様が持参した樹脂材料に対して反りを低減する改質を施し、使いやすいモノに仕上げて返却します。

対象となるのは工場から生じる再生資源も含まれ、プラスチック資源の有効活用にも寄与します。少量での効果検証の相談も受け付けており、今後の展開が期待されます。また、受託造形サービスも新たに開始し、3Dプリントの利用範囲を拡大していく予定です。