国土交通省が管理区間を見直し、一般国道を効率的に管理へ

一般国道の管理に関する重要な政令改正



令和7年3月11日、国土交通省は「一般国道の指定区間を指定する政令の一部を改正する政令」を閣議決定しました。この改正により、国が管理する一般国道の指定区間が見直され、今後の維持・修繕や災害復旧をより効率的に進める狙いがあります。

1. 改正の目的と背景



一般国道は、全国の自動車交通網の基盤を支えており、高速自動車国道と連携する部分や重要都市に至る区間については、特に国が直轄で管理を行う必要があります。このため、一部の一般国道を指定区間に指定することで、より効率的な交通管理が可能になります。

今回の改正は、一般国道の指定区域を変更すること、一部区間を県道に移管することが主な内容となっています。これにより、各地域の道路状況や交通量に応じて、よりきめ細やかな管理を行うことが期待されています。

2. 改正内容の詳細



(1) 一般国道101号の区間追加

新たに指定区間に加わるのは、青森県つがる市の一部区間です。
  • - 路線名:一般国道101号
指定区間: つがる市 柏稲盛岡本 97番1〜つがる市 木造越水長谷川 162番4
延長: 12.3km

この指定により、青森県の交通網がさらに強化されるでしょう。

(2) 一般国道113号の区間除外

一方で、一般国道113号の一部区間は除外されます。
  • - 路線名:一般国道113号
指定区間: 山形県長井市 今泉字八景 2763番1〜南陽市 和田字深田 3536番1
延長: 7.6km

これにより、地域の実情に応じた管理体制の構築が進む見込みです。

(3) 一般国道23号の県道移管

最後に、一般国道23号の一部区間が県道に移管されることも発表されました。
  • - 路線名:一般国道23号
移管区間: 愛知県豊橋市 西浜町 9番1〜額田郡幸田町 大字須美字牛ノ松 30番1
延長: 23.0km

この移管により、地域における道路の運用が地域のニーズにより適合したものとなるでしょう。

3. 改正スケジュール



新たな政令は令和7年3月14日(金)に公布され、施行日は令和7年4月1日(火)を予定しています。この改正により、今後の道路管理がより効率的になり、国民の交通の便が向上することへの期待が高まっています。

まとめ



国土交通省が発表した今回の改正は、国道の管理方法を見直す重要な一歩です。交通網の整備が進むことで、地域の発展や経済の活性化につながることが期待されています。これからも更なる情報の発表を注視していきたいところです。

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