学生eスポーツの健全な発展を支える新しい認定制度
特定非営利活動法人国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部、通称NASEF JAPAN(ナセフ ジャパン)は、学生eスポーツの健全な発展のために、2026年7月2日に「eスポーツ人材育成能力認定制度」を創設しました。この制度は、eスポーツに関連した指導技術や知識を体系的に学べる場を提供し、指導者としての能力を証明するためのものです。最近の教育現場においては、ゲームを通じた学習が増加している一方で、指導者には生徒の成長を支える技術力や運営能力が求められています。
制度の目的と背景
eスポーツの普及には、それを適切に指導できる指導者の育成が不可欠です。しかし、実際には指導者の質が教育現場において大きな課題となっています。NASEF JAPANはこれまで、高校生を対象としたeスポーツ大会や教育活動を行ってきた中で、「信頼できる外部指導者が必要だ」という声を多く受けることがありました。それに応え、指導者の質を向上させるために本制度を制定する運びとなりました。
認定制度の概要
この「eスポーツ人材育成能力認定制度」は、NASEF JAPANが認定した団体を通じて講習と認定テストが実施され、見事基準を満たした受講者が指導者として認定される仕組みです。制度のスタート時点から提供される基礎資格「eスポーツ人材育成能力認定 Essential」では、分かりやすい教材を通じて、コミュニケーション能力やチームワークに加え、競技運営に関する基礎知識も含まれています。今後は、より進んだ知識やスキルを学ぶための「Advanced」や「Professional」資格も設定される予定です。
受講の流れと対象
この資格取得を目指す方々は、eスポーツ関連学科を持つ専門学校や高校、大学の学生、教育関連者など多岐にわたります。受講プロセスには事前学習、二日間の講習、認定テストが含まれ、教材学習はe-Learning形式でも行われます。受講料は57,000円(税別)で、教材費や講習費、受験料などを含む内容です。認定証は、所定の基準を満たした受講者に対してNASEF JAPANから発行されます。
認定団体の募集
NASEF JAPANは、全国で認定を受けた企業や団体と連携し、認定団体を随時募集しています。認定団体は受講者に対する講習およびテストの実施を担います。正会員であることが条件であり、これにより全国に教育的価値を広める仕組みを構築します。
NASEF JAPANとNTTe-Sportsの役割
本制度の運営にあたり、NASEF JAPANは教材開発や認定団体の認定を通じて制度の普及を進め、NTTe-Sportsは初の認定団体として運営事務局を担います。二者の連携により、教育現場からの実際のニーズを反映しつつ、次世代の指導者育成を目指すよう努めています。
今後の展望
NASEF JAPANとNTTe-Sportsは、eスポーツを教育や地域活性化の道具として位置づけ、持続可能な人材育成の仕組みを全国に広げていく予定です。今後、この制度を通じて、学校や地域、企業、自治体と連携して多面的に展開される教育プログラムが拡充されていくことでしょう。これは、学生が安心してeスポーツ活動に参加し、成長するための基盤を形成するものとなります。