ぷらっとホームと慶應義塾大学、次世代技術を共同研究開始
2025年5月8日、ぷらっとホーム株式会社と慶應義塾大学のグローバルリサーチインスティテュート(KGRI)は、次世代技術「サイバーフィジカルワールド」に向けた共同研究を始めることを発表しました。この研究では、急速に発展するIoT(Internet of Things)技術と信頼性の高いブロックチェーン技術を統合し、安全かつ効率的なデータ管理を実現するための実用的なプロトコルの開発が目指されます。
共同研究の背景と目的
近年、IoT技術の進展により、物理的なモノがインターネットに接続され、データの収集や解析、そして自動化が進む中、データの管理の重要性が増しています。このような状況の中、ブロックチェーン技術が持つ信頼性や透明性が注目されています。しかし、IoTとブロックチェーンの連携はまだまだ発展途上であり、実用的な通信プロトコルの開発が求められています。
今回の研究では、物理世界のモノやデータを仮想空間で安全に連携・活用することを目的に、「サイバーフィジカルワールド」を実現する基盤技術の確立を図ります。具体的には、IoTシステムとブロックチェーンシステムを適切に連携させるためのプロトコルを研究・開発します。
研究内容の概要
具体的な研究内容には、以下のような事項が含まれます。
- - IoTシステムとブロックチェーンシステムの統合に向けたプロトコル開発: IoTデバイスが収集したデータをブロックチェーン上で扱うための通信規約の研究。
- - トークン技術の研究「ThingsToken ™」: IoTデバイスと現実の資産を安全に管理するための新たなトークン技術の開発。
- - インターネット未接続のモノに対する技術研究: ネットワーク接続を持たない物理モノについても対応できる技術の検討。
- - 規格化への準備: IoTとブロックチェーンに関する各種規格の策定。
研究チーム
この研究の責任者には、KGRIの特任教授である村井純先生と、ぷらっとホームの代表取締役社長鈴木友康氏が名を連ねています。KGRIは、サイバー文明研究センターを通じて、先進的な研究を推進し、新しい価値の創造に寄与します。
研究の意義
ぷらっとホームが主導する「ThingsToken ™」の研究は、物理的な資産をブロックチェーンで安全・効率的に管理するためのキー技術となります。ブロックチェーンにより、ユーザーはより高い信頼性でIoTデバイスのデータを扱うことができ、今後の新しいサービスやアプリケーションの可能性がひろがることが期待されます。また、この研究によって、IoTとブロックチェーンの融合が進むことで、さまざまな産業におけるデジタル変革が加速されるでしょう。
まとめ
ぷらっとホームとKGRIの共同研究は、次世代技術の確立に向けた大きな第一歩です。技術革新の進展により、IoTとブロックチェーンが手を組むことによって、新たな価値創造が期待されるこの研究から目が離せません。今後の展開に注目が集まっています。
本共同研究に関するお問い合わせは、ぷらっとホームのセールスマーケティング課まで。
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