富士急行、通学定期券の運賃を値下げ!
富士急グループの富士山麓電気鉄道株式会社は、2025年4月1日から、富士急行線の「通学定期券(高校生以下)」の運賃を大幅に値下げすることを発表しました。この取り組みは、沿線の高校生やその保護者から寄せられる要望に応じたものであり、経済的な負担を軽減するための重要な施策です。
要請を受けて実施される値下げ
本年11月、沿線の各高等学校のPTA会長から、「通学定期の割引率を引き上げてほしい」という要請がありました。この声に応える形で、富士山麓電気鉄道は通学定期券の値下げに踏み切ることに決定。近年の物価高騰の影響を考慮し、生徒たちが少しでも充実した高校生活を送れるよう支援することが狙いです。
具体的な値下げ内容
今回の改定では、通学定期券(高校生以下)の割引率が最大20%まで引き上げられ、2017年に行った値下げを合わせると最終的に最大で半額となります。例えば、都留文科大学前から富士山までの14キロ区間での6か月定期券は、
- - 現行価格: 72,690円(定期券割引率68.9%)
- - 改定後価格: 65,400円(値下率-10.0%)
さらに、大月から河口湖までの27キロ区間の6か月定期券も、次のような価格改定が行われます。
- - 現行価格: 94,450円(定期券割引率77.6%)
- - 改定後価格: 75,550円(値下率-20.0%)
このように、実質的な運賃の負担が軽減されることによって、より多くの学生が通学しやすくなるでしょう。
適用対象とその他の詳細
通学定期券の値下げ対象は、高校生までに限られ、小児向けの通学定期券はその半額となります。逆に、通勤定期券や大学生、専門学校生向けの定期券は値下げの対象外です。また、2025年3月31日までに購入した定期券は、改定後の価格が適用されませんので注意が必要です。
まとめ
富士急行線が実施する新しい通学定期券の価格改定は、沿線地域の高校生にとって非常に喜ばしいニュースです。経済的な面でのサポートが行われることで、生徒たちが学業に専念できる環境が整備されることが期待されています。今後も、富士急行の動向に注目していきたいですね。