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ニュージーランド産の羊毛を用いたニット帽が、小児がん患者への支援活動に役立てられる取り組みが進行中です。この活動は、南島のオタゴ地方に位置する「オタゴ・メリノ牧羊協会（OMA）」が中心となり、25年以上も小児がん患者やその家族への支援を続けてきた実績があります。

OMAの活動は、財団法人小児がん家族救済基金（CCF）を通じて行われ、長らく支援を行っている企業、ニュージーランドメリノカンパニー（NZM）と協力し、チャリティーオークションへの商品提供や特産品の販売を行っています。

特に2019年からは、OMAが主催するチャリティオークションでの品評会で選ばれた最優秀羊毛を市場価格を上回る金額で購入し、その収益全額をCCFに寄付するという取り組みをスタートさせました。このような活動を通じて、チャリティーイベントから生まれる資金が、がんに苦しむ子どもたちやその家族の負担軽減に貢献しています。

さらに、今回の取り組みとして、近年買い付けた最優秀羊毛を使用し、NTMと共に製造した日本製のニット帽1,000枚が発表されました。これらのニット帽は、元々羊を育てた牧場主たちによって購入され、色々な場面で着用されるほか、各牧場でお土産として販売されます。この販売によって得られた売上金と同等数のニット帽は、CCFに寄贈され、直接がんと闘う子どもたちの元に届けられます。

このような活動は、ニュージーランドでも高く評価され、OMAが開催するチャリティーイベントは2021年から「Nikke Child Cancer Freece Competition」と名前を改め、今年も続けられる予定です。企業理念「人と地球にやさしく、あったかい」に基づき、企業としての責任を果たしつつ、社会課題解決への取り組みを続ける姿勢が注目されています。

この素晴らしい活動を通じて、ニュージーランドと日本のつながりが強化されることを期待しています。温かいニット帽が、少しでも多くの子どもたちの笑顔につながることを願ってやみません。これからも、企業がどのようにして社会貢献を行い、持続可能な未来を築くかに注目していきたいと思います。

■ リンク先の情報

• - ニュージーランドメリノカンパニー（NZM）: NZ Merino
• - オタゴ・メリノ牧羊協会（OMA）のフェイスブック: OMA Facebook
• - 小児がん家族救済基金（CCF）: CCF

■ 会社概要

• - 会社名: 日本毛織株式会社
• - 所在地: 大阪府大阪市中央区瓦町3丁目3-10
• - URL: ニッケ公式サイト

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