ダウンタウン浜田雅功の復活！新しい壁画アートに見る文化の影響

祝・復活！ダウンタウン浜田雅功を描いた壁画が青山に登場

東京都港区に本社を構える壁画アートカンパニーの株式会社OVER ALLsは、2025年4月26日、青山のトーキョーミューラルスクエアでダウンタウンの浜田雅功さんの壁画を発表しました。これは浜田さんの活動復帰を祝うものとして位置付けられており、プロジェクトの背後には深い思いが込められています。

浜田雅功さんの壁画制作に込めた思い

ダウンタウンは、関西から東京にかけて広がる笑いの文化の象徴とされ、その影響を受けた多くの芸人たちがいます。OVER ALLsの代表赤澤岳人氏は、浜田さんの芸能活動を間近で見てきた世代であり、自らの活動にも多大な影響を与えてきました。

「浜田さんが復帰する直前にこの壁画が完成したことは運命的だと感じています。今の社会には、言いたいことを言えずにいる人が多い。だからこそ、壁画のメッセージがみんなの心に響けばと思っています。」と赤澤代表は語ります。この作品は、「なんでやねん！」というツッコミを通じて、誰もが通り過ぎる交差点での無言の感覚を可視化しています。

アートを使った表現で人々の感情を揺らし、「間違いのない正解」が求められる社会への疑問を投げかけています。その問いかけは、社会の中で誰もが持つ感情と共鳴することでしょう。

“Beautiful Noise”としての表現

OVER ALLsのテーマである「Beautiful Noise（美しいノイズ）」は、ただの静寂ではなく、小さな波紋を街に生み出すことにあります。本作は青山通りという整然とした環境にあえてズレや引っかかりを生み出すことで、観る人々に新たな視点を提供します。

壁画は、「これでええんか？」という問いを街にぶつけており、観る人自身が疑問に思うきっかけとなることを期待しています。アートがただの装飾で終わるのではなく、同時に社会に対する一つのメッセージであることが重要だと考えています。

トーキョーミューラルスクエアの今と未来

トーキョーミューラルスクエアでは、毎月異なるテーマやトピックに基づいた壁画を描き続ける予定です。この取り組みは報道の観点からも大変意義があり、アートを通じて社会情報を発信する形を整えていくとしています。

また、今後はトランプ大統領や漫画家の鳥山明先生の壁画も公開予定です。このように、時事ネタをもとにした壁画が新たな文化を形成する場となればと考えております。

代表・赤澤岳人の経歴

赤澤岳人氏は1981年生まれで、就職氷河期に挑戦をし続けてきました。定職が29歳の時に決まり、自身の居場所を見つける大切さを理解したと言います。契約社員から正社員へと昇進し、新規事業を立ち上げる経験を経て、若い世代の埋もれてしまった情熱や夢を取り戻すために、同世代の画家山本勇気氏と共にOVER ALLsを設立しました。彼らは、日本全体が忘れてしまった大切な感情を、壁画アートを通して表現し続けています。

今後、様々な壁画を通じて街と人々をつなげ、感情を揺さぶる作品を提供していくことでしょう。

会社概要

株式会社OVER ALLsは、アートを用いて人々を表現者に変えることを目指しています。これまでの活動では、エスコンフィールドHOKKAIDOにて大谷選手とダルビッシュ選手の壁画を描いたり、福島のアートディストリクトを設立したりと、社会的な課題にも取り組んでいます。今後も新たな挑戦を続け、社会に対して強いメッセージを発信していく予定です。