衛星通信ソリューション
2024-12-10 13:28:02

シャープと古野電気が手がける建設分野向け衛星通信ソリューション

シャープと古野電気の新たな挑戦



シャープ株式会社は、古野電気とのLEO(Low Earth Orbit)及びMEO(Medium Earth Orbit)衛星通信アンテナの開発における協業を船舶分野から建設分野にまで拡大させることを発表しました。両社の技術が融合することで、建設現場における通信の質が飛躍的に向上し、デジタルトランスフォーメーション(DX)が一層進むことが期待されています。

スマートフォン技術を活かした小型・軽量化


シャープは、そのスマートフォン製品の設計で培った小型かつ軽量な通信機器の技術を存分に活用し、LEO・MEO衛星通信アンテナを開発しています。船舶向けの商材に関しては、古野電気の豊富な経験が活かされ、今月9月からこのプロジェクトが加速されてきた経緯があります。

建設業界への応用


今回の協業拡大により、シャープが開発する衛星通信アンテナと古野電気が提供する建設現場向けWi-Fiシステムが統合され、建設DXへの新たなソリューションが展開されます。これにより、地下や高層ビル、トンネル内といった通信が困難な環境でも、高速かつ大容量のネットワークが可能になります。

柔軟なネットワーク構築


建設現場では、施工状況に応じてネットワークエリアを柔軟に変更できることが求められます。この新しい衛星通信ソリューションは、その要求に応えつつ工事の進捗に合わせた迅速なネットワーク構築を可能にします。これにより、緊急時における迅速な連絡が行えるほか、効率的で高度な施工管理、その遠隔監視も実現される見込みです。これらの取り組みは、建設業界のデジタル化を促進する大きな一歩となるでしょう。

参考展示の予定


この革新的なソリューションは、東京ビッグサイトにて開催される「JAPAN BUILD TOKYO」と呼ばれる建築技術の展示会で紹介される予定です。具体的には、古野電気のブース(南4ホール48-1)にて見学することが可能で、来場者は実際の技術を体験する機会を得ることができます。

結論


シャープと古野電気の協業は、建設分野における衛星通信の活用を通じて、業界全体の効率化とデジタル化を実現するための重要なステップとなります。今後、このプロジェクトがどのように展開されていくのか、注目が集まります。また、具体的な技術の詳細な情報は、公式サイトでの確認が可能です。これからの進展に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
シャープ株式会社
住所
大阪府堺市堺区匠町1番地
電話番号
072-282-1221

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