音声ファイルのアップロード機能を追加したQuickSummary2.0の進化

最新機能を搭載した「QuickSummary2.0」

株式会社エーアイスクエアが提供する生成要約サービス「QuickSummary2.0」に音声ファイルのアップロード機能が新たに追加されました。この機能は、ユーザーが音声データを自らアップロードすることで、音声を文字に転記し、さらにその文字を要約することを可能にします。これにより、従来の複雑なシステム統合を必要とせず、より手軽に音声認識とその後の処理を行うことができます。

「QuickSummary2.0」の特長

「QuickSummary2.0」は、2023年6月のリリース以来、特にコンタクトセンターでの導入が進んでおり、後処理時間を削減しFAQやVOCの分析に役立てられています。今回のアップデートによって、音声ファイルを直接アップロードすることで文字起こしができ、オペレーター業務の効率化をさらに進めることができます。

アップロード可能な音声ファイルの形式にはwav、mp3、opus、oggが含まれ、ファイルサイズは最大250MBまで対応しています。また、ステレオ形式の音声データを利用することで、発言者の識別が容易になり、迅速な作業が実現します。

高精度な音声認識

音声認識機能「AI2ASR」は、認識精度が90％を超える高性能を誇ります。このサービスはOpenAIが開発した音声認識モデル「Whisper」を基にしており、コールセンター向けに特化してカスタマイズされています。68万時間に及ぶ教師データの学習により、庶民にも少数派にも高い精度でテキスト化が可能です。

加えて、専門用語辞書を活用した誤変換補正機能が搭載されており、実際に業務で使用される特有の言葉の取り扱いにも最適化されています。この機能により、専門的な内容でも正確な表現を維持することができ、ユーザーへの理解を深めます。

使いやすいインターフェース

「QuickSummary2.0」は、シンプルで直感的なユーザーインターフェースが特徴で、オペレーターが目的に応じた要約結果を選択して表示できる設計になっています。通話ごとに要約するパターンが選べ、FAQ抽出やVOC分析なども簡単に行えます。さらに、従量課金制が導入されており、必要な分だけを利用できるため、コストパフォーマンスが非常に良いです。

既存のPBXシステムと連携できるため、よりスムーズに音声認識から要約までを一貫して実施することが可能です。ユーザーは自分でプロンプトを追加・調整できるので、より自社に合った機能を簡単に活用できます。

エーアイスクエアのビジョン

株式会社エーアイスクエアは、自然言語処理技術を駆使した革新的なAIソリューションを提供し、特にコンタクトセンター向けのサービスを強化しています。自社開発のAIチャットボット「QuickQA」や「AI2ASR」を通じて、業界内で得られた高い評価を得ています。各種業務の効率化や顧客満足を追求する中で、数十社の大規模コンタクトセンターへの導入を実現しています。

企業の成長を支える新たな技術として、今後も「QuickSummary2.0」の進化に期待が寄せられています。これにより、顧客サービスの向上とともに、オペレーターの負担を軽減し、業務の生産性向上に貢献することでしょう。