日本電気株式会社が2024年9月にリリースした「NECモバイルPOS」最新バージョン(Ver2.56.0)は、飲食業界における新たなニーズに応える革新的な機能を多数搭載しています。近年の飲食業は、消費者のライフスタイルやニーズの多様化、さらには環境の変化に迅速に適応することが求められており、POSシステムの役割はますます重要になっています。
この最新バージョンでは、特に注目すべき新機能がいくつか追加されています。最初に紹介するのは、eギフト販売システム「eGift System」との連携開始です。これにより、POSアプリの会計画面から発行されたeギフトを読み取ることで、自由にギフトを利用することが可能になります。この機能を使用するためには「金券サービス連携」オプションの契約が必要ですが、顧客サービスの観点からも大変便利です。
次に、残数管理機能の強化が挙げられます。基準残数の設定やリセットができるようになり、残数設定中の商品を一覧で確認することができるようになりました。これにより、在庫管理が一段と効率的になり、店舗運営の負担が軽減されます。
さらに、商品オプション機能が大幅に強化されました。オプショングループを同一商品の複数回設定できるようになり、最大20グループまでのオプションが設定可能です。これにより、顧客の多様な好みに応えるための選択肢が広がります。加えて、フロア伝票印字やキッチン伝票印字など、印刷機能も細部にわたって改善され、よりスムーズな業務運営が実現されます。
新機能の一環として、精算レシートに部門別の税抜売上額を印字できる機能も追加されています。店舗の営業中に行ったアップデートの際にも、きちんと集計を行う必要がありますが、これにより経営状況の把握がさらに容易になります。また、売上ジャーナル上での商品説明項目の確認など、外部データとの連携が強化されたことで、より包括的な管理が可能になりました。
特に注目すべきは、店内モバイルメニュー「トレタO/X」との連携が実現した点です。この機能によって、飲食店に訪れた顧客は「トレタO/X」のモバイルメニューから好きな料理を選んで注文できるという利便性が加わります。QRコードを利用して、POSアプリやキッチンプリンタに注文データを送信することができるため、注文の効率化が飛躍的に向上します。
サブスクリプション型POSの最大の利点は、機能追加がバージョンアップの形で自動的に提供されることです。これまでの購入型のPOSシステムでは、税制変更や新たなトレンドへの対応が求められるたびに、大きなコストが発生していました。しかし、NECのサブスクリプション型POSでは、これらの変更を利用者が負担することなく、安心して新しい機能を取り入れることができます。利用者の意見を反映し、常に改善を続けることで、より使いやすいツールへと進化し続けます。
NECモバイルPOSは、環境変化に敏感な飲食業において、安心して利用できるサブスクリプション型のPOSシステムとして、その信頼性と利便性を認識されています。さらなる詳細については、特設サイトを訪れてご確認ください。
〇特設サイト
https://jpn.nec.com/mobile-pos/subscription_pos/index.html?cid=mobilepos_pr94_20240930_Ver2.56.0