コーセー、ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」を導入
株式会社Kiva(東京都中央区、本社:野尻 航太社長)が、株式会社コーセー(同じく東京都中央区、社長:小林 一俊)が運営するサイト群にウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」の導入を開始したことを発表しました。
ユニウェブとは
「ユニウェブ」は、誰もがウェブ上の情報にアクセスしやすくなることを目指すツールです。高齢者や障がいのある方はもちろん、一時的な怪我などで機能に制約がある人でも簡単に使える機能を提供します。例えば、画面のコントラストを切り替えたり、音声で文字を読み上げたりすることが可能です。これにより、さまざまな状況にあるユーザーに適した情報提供を実現します。
コーセーが導入したサイト
具体的には、以下のコーセーの公式ウェブサイトにユニウェブが導入されています:
これらのサイトでは、ページ左下にユニウェブのアイコンが表示され、ユーザーは手軽にアクセシビリティメニューにアクセスできるようになります。ボタンを一つクリックするだけで、必要な機能に簡単にアクセスできるのが特徴です。
ウェブアクセシビリティの重要性
ウェブアクセシビリティは、特定の生理的・心理的条件に関係なく、すべての人がウェブ情報を利用できるようにするための取り組みです。年齢や身体的な障害に関わらず、様々な人が容易に情報にアクセスできる社会を作るためには、ウェブサイトの設計や機能が重要です。
例えば、一時的なけがによる不自由や老眼といった加齢的な変化など、誰にでも起こる可能性のある状況を考慮する必要があります。また、外国人旅行者向けの情報の提供も考慮されるべきです。これにより、観光地での避難情報などが容易に入手できるようになります。
ユニウェブ導入の意義
Kivaが提供するユニウェブは、利用開始が非常に簡単です。コードを一行追加するだけで、ウェブサイトはその日にアクセシビリティ機能を持つことができます。このシンプルさは、企業が取り組みやすいバリアフリーの第一歩となります。
Kivaは、「一番初めの”打ち破る”アイデアをもとに、すべての人に平等に理解できるネット環境を提供する」としています。視覚的な障害を持つ人や一時的に手が使えない人など、さまざまな利用者がより良い情報を得られる環境を作ることが目標です。
コーセー:美を創造する企業
1946年に設立されたコーセーは、美しい価値や文化を創造する企業として知られています。化粧品の製造・販売を中心に、高い技術力を誇る商品群を展開し、35のブランドを持ちながら68の国で事業を行っています。コーセーはまた、サステナビリティを重視し、企業活動においてその視点を日々取り入れています。
まとめ
このユニウェブの導入により、コーセーのウェブサイトは今後ますます多様化するユーザーのニーズに応えていくことが期待されます。ウェブアクセシビリティを強化することで、企業だけでなく社会全体が利益を享受することができます。すべての人が平等に情報を得られる未来に向けて、一歩踏み出したと言えるでしょう。