老舗文房具店とIT企業が協業！中小企業のIT支援を実現

京都の異色タッグがIT支援を実現

京都市に根ざす2つの異なる業種、老舗の文房具店「湯谷文昌堂」とITコンサルティング会社「サクモフ」が手を組み、地域の中小企業を対象としたIT活用支援の新たなモデルを打ち出しました。この協業は、両社の蓄積された知識と地域に根ざした信頼関係を基に、中小企業が直面する多くの課題を解決することを目指しています。

協業の背景

近年、多くの中小企業は人手不足や働き方改革に直面し、その結果、業務効率化が急務となっています。しかし、ITの導入に際しては「何をどう始めればいいかわからない」「専門知識がない」「導入コストが心配」といった声が多く、この分野での支援が求められています。

長年、文房具やオフィス用品を提供してきた湯谷文昌堂では、顧客から寄せられるITに関する潜在的な悩みを直に感じ取ってきました。一方、サクモフは中小企業を対象にITコンサルティングやシステム開発、DX支援を行い、その専門知識を活かして、実行可能な解決策を提供し続けています。この両社の思いが合致し、協業が実現しました。

協業の具体的な取り組み

この協業により、中小企業は湯谷文昌堂を通じて気軽にITの相談ができるようになります。以下のような具体的な取り組みが予定されています：

1. 気軽に相談できるIT相談窓口
湯谷文昌堂の担当者が顧客と直接対話し、日常の業務の中での悩みや課題をヒアリングします。これにより、IT導入の必要性を実感できる環境を整えます。

2. 専門家との連携
ヒアリング結果を基に湯谷文昌堂がサクモフと連携し、顧客のニーズに最適なIT活用方法を検討します。また、IT初心者でも参加しやすいセミナーや個別相談会を通じて、具体的なソリューションを提供します。

3. 専門的な課題解決支援
サクモフが業務の効率化や社内アプリ開発、ITツール導入等の具体的支援を行い、湯谷文昌堂の現場に根ざしたアドバイスを加えることで、実践的かつ質の高い課題解決を実現します。

各社の代表者からのコメント

協業に至った背景を語る湯谷文昌堂の代表取締役、湯谷好貴氏は「私たちはお客様の『困りごと』に寄り添うことを大事にしてきました。時代が変わる中で、その内容がITに関することに広がっています。サクモフさんとの協業で、今まで以上に地域のお役に立てることを嬉しく思います」と述べています。

一方で、サクモフの代表取締役、諸隈亮祐氏は「これまで多くの中小企業のIT支援をしながらも、相談する相手がいないために一歩踏み出せない企業が多い現実を見てきました。歴史と信頼のある湯谷文昌堂との協業が、そのハードルを下げる一助になると確信しています」と語りました。