メンズメイクは今、若者にとって当たり前の選択肢
2025年の男性若年層向けメイク実態調査が、株式会社テスティーによって実施され、興味深い結果が得られました。この調査によると、15歳から22歳の男性820人のうち、実に231人が現在メンズメイクを利用していると回答しました。高校生と大学生に分かれると、それぞれの割合は高校生が約24%、大学生は約33%となっており、全体的に3割近い若者がメイクを取り入れていることが分かります。
メンズメイクを始めたきっかけ
調査によれば、メンズメイクを始めた理由で最も多かったのが「肌悩みを隠したかったから」というものでした。具体的には、クマやニキビなど、肌に関する悩みがトップ3に入っています。自分に自信を持ちたい、気分を上げたいという感情も後押ししています。これは、メンズメイクが単なる外見のアップデートだけにとどまらないことを示唆しており、若者たちが心理的な影響を求めていることがうかがえます。
情報収集の方法
若者たちがメイクに関する情報をどのように得ているのかについても興味深い結果が得られました。高校生と大学生の両方で最も多かった情報源は「YouTube」という結果が出ています。これに続いて「Instagram」や「X(旧:Twitter)」も上位にランクインしており、SNSがメンズメイクの情報収集において重要な役割を果たしていることが明らかになっています。
対照的に、店頭スタッフや広告からの情報収集はかなり少なく、SNSを活用した事前リサーチから実店舗やオンラインストアでの購入に移る傾向が見受けられます。
購入先の現状
メイクアイテムの購入場所については、高校生と大学生共に最も多かったのが「ドラッグストア」で、次いで「オンラインストア」という結果になりました。若年層はコスメにかけられる金額が限られている場合が多く、手頃な「プチプラ」商品が豊富に揃うドラッグストアでの購入が主流のようです。
このように、Z世代のメイク利用はSNSでの情報収集を基に店舗やオンラインでの購入に結びついていることが高いことが分かります。
まとめ
2025年版の男性若年層ユーザーのメイク実態調査により、若者のメイク利用が増加していることが明らかになりました。肌の悩みを隠すためだけではなく、自信を持つための手段としても利用されています。SNSからの情報収集が主流となり、商品購入も手軽に行える環境が整っていることから、今後もメンズメイクはさらに進化していくことでしょう。この調査の詳細は、テスティーのウェブサイト「TesTee Lab」にて公開されています。