広島県福山市の常石商事は、オープンイノベーションプログラム『HIROSHIMA GREEN OCEAN BUSINESS BUILD 2024』において、潮流発電を活用した新事業開発のパートナー企業として、株式会社ハイドロヴィーナスを選定しました。このプログラムは、瀬戸内海の潮流発電の可能性を追求し、環境に優しいエネルギーソリューションの実現を目指しています。
常石商事は、広島県の「ものづくり」産業で培った経験を活かし、再生可能エネルギー事業に積極的に取り組んでいます。瀬戸内海は潮流発電に適した地域として注目されていますが、技術開発や海洋環境保全、地域振興との連携など、課題も多く存在します。そこで、常石商事は、革新的なアイデアや技術を持つパートナー企業との連携を強化することで、これらの課題解決を目指しています。
今回、パートナー企業に選ばれた株式会社ハイドロヴィーナスは、岡山大学発のベンチャー企業です。同社は、水流を利用した流速計測および通信電源技術を開発しており、河川や用水路での利用実績があります。常石商事は、ハイドロヴィーナス社の技術を活用することで、潮流発電のための調査技術の開発、発電場所の選定、調査方法の確立を進めていきます。
両社は、2025年3月に開催される『HIROSHIMA GREEN OCEAN BUSINESS BUILD 2024』DEMO DAYで、共同で開発した成果を発表する予定です。
常石商事は、今回のパートナーシップを通じて、瀬戸内海における潮流発電の技術開発を加速させ、環境に優しい持続可能なエネルギー社会の実現に貢献していくことを目指しています。