新しい食の楽しみ「カサノヴァタコス」
東京都目黒区にある「TOLO PAN TOKYO」のカフェで、今、注目を集めているのが「カサノヴァタコス」。このタコスは、茨城県土浦市に拠点を置く合同会社ハスラボが開発したレンコンパウダーHASKOを50%配合したトルティーヤを使用しています。価格は890円(税込)で、斬新な味わいと健康志向の双方を満たす逸品です。
レンコンパウダーの可能性
「HASKO」は、茨城県産の規格外レンコンを特殊な低温乾燥技術で粉末化したもの。レンコンはビタミンCや食物繊維が豊富で、美容やダイエット効果も期待できる次世代のスーパーフードです。また、廃棄問題を解決するために作られたこのレンコンパウダーは、環境に配慮した食品開発としても注目されています。
統括シェフの田中真司は、南米や中米での食材や文化との出会いを通じて、「カサノヴァタコス」を形にしました。レンコンパウダーを50%も使っているのに、ダマになることなく、スムーズに生地が形成できることがこの商品の大きな特徴です。これは、他のレンコンパウダーでは実現できなかった高添加率を実現したからこそ。
タコスの種類と味わい
「カサノヴァタコス」には、ラムとチャナマサラの2種類があります。ラムタコスは、スパイスの効いたラム肉にアボカド、トマト、パクチー、カッテージチーズとライムが絶妙に絡み合い、味わい深い一品。それに対して、チャナマサラは自家製のひよこ豆カレーを巻いたタコスで、ピリッとした辛味が夏にぴったりの爽やかさを演出します。
こだわりの製造過程
商品化にあたっては、田中氏をはじめとするスタッフの幾度にもわたる試作を重ね、完成度を高めていきました。特に、トルティーヤ生地の扱いやすさ、香り、味のバランスに注力した結果、他社では困難だった高添加率でも美味しさをキープできたのです。
食品ロス削減への取り組み
ハスラボは、廃棄レンコンの活用を通じて食品ロス問題に挑戦しており、地域の農家と連携して取り組んでいます。この活動の延長線上で、製品化された「HASKO」は、単なる食品ではなく、環境意識の高い人々にも受け入れられています。代表の大野恭章氏は、レンコンの栄養価と風味を最大限に活かした製品を開発することに誇りを持っています。
魅力的な店舗での体験
「カサノヴァタコス」は、TOLO PAN TOKYOの店頭で午前11時から午後1時までのランチタイムに提供されます。注文を受けてから作るため、出来立てのタコスを楽しむことができます。ティータイムや軽食としてもぴったりの一品。
この特別なタコスを楽しむことで、茨城県の廃棄問題に貢献しつつ、新たな食の楽しみを見出すことができるでしょう。ぜひ一度、味わってみてはいかがでしょうか。味、栄養、そして環境への配慮が詰まった『カサノヴァタコス』は、あなたの食卓を彩る一品となるはずです。
公式サイト:
TOLO PAN TOKYO
Instagram: @tolopantokyo