備中吹屋の魅力
2022-06-23 10:10:03

岡山県「備中吹屋」の新たな魅力を引き出す日本遺産XRコンテンツ

日本初の日本遺産XRコンテンツが公開



岡山県高梁市に位置する「備中吹屋(びっちゅうふきや)地区」は、2020年に文化庁により日本遺産に登録されて以来、地域の歴史と文化を再認識する場となっています。特に、近年登場した「日本遺産XR」は、この地区の魅力を新たな形で体験できる画期的な取り組みです。

備中吹屋地区の歴史



弁柄(べんがら)と呼ばれる顔料や銅の生産で栄えた備中吹屋は、社寺や陶磁器、工芸品に使用されていました。歴史ある鉱山町として、多くの人々の生活と密接に関わっていたのです。2022年に修理が完了した「旧吹屋小学校校舎」では、その文化財の保存と展示が行われ、来場者にとっての貴重な体験の場となっています。

XR(拡張現実)技術とは



「日本遺産XR」は、XR技術、特にMR(Mixed Reality)を用いた新たな体験の提供を目指します。来場者は、旧吹屋小学校舎内を巡りながら、複数のエリアでXRを体験できます。現実と仮想が融合したこの空間では、過去の歴史を身近に感じることができるでしょう。

「ハイカラめがね」での体験



このXR体験には、特製のスマートグラス「ハイカラめがね」が使用され、参加者は「先生」と名乗るガイドと共に校舎内を巡ります。ハイカラめがねを通じて、さまざまな歴史的なコンテンツが目の前に現れるのです。これにより、文化財の魅力を最先端技術で体感するという新しい形が具現化されています。

体験できるコンテンツ



1. 史料の閲覧


地区に所蔵されている写真や映像を通じて、歴史の断片を知ることができます。古き良き時代の様子を垣間見ることができる貴重な資料です。

2. アニメーションジオラマ


CGによる吉岡銅山の稼働当時の様子を再現したアニメーションジオラマが展示されています。実際にどのように鉱山が運営されていたかを視覚的に理解できます。

3. バーチャル演奏


100年オルガンのバーチャル演奏体験も魅力的です。ハンドトラッキングにより、自分自身が演奏者となって歴史の音色を楽しむことができます。

4. 歴史の再現ドラマ


銅山産業の歴史を追体験するドラマコンテンツも用意されていますので、当時の人々の生活に思いを馳せながら楽しむことができます。

5. 多言語対応


この体験は日中英の3か国語で楽しむことができるため、訪れる人々にとっても大変親しみやすい内容となっています。

シネマレイの意義



このプロジェクトを手掛けるシネマレイは、映像制作などの強みを生かしてXRコンテンツの制作に取り組んでいます。最新のテクノロジーを駆使して、視覚的なコミュニケーションを進化させていく彼らの取り組みは、地域の文化を次世代に伝える重要な役割を果たしています。

岡山県の備中吹屋地区で、歴史と最新技術が融合した新たな体験にぜひ足を運んでみてください。あなたの五感で、過去と未来を感じることができるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社シネマレイ
住所
愛知県名古屋市中区栄1-9-15NFビルディング2F
電話番号
052-253-7447

関連リンク

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