冬の害虫対策の実態をリサーチ
株式会社ナックが実施した「飲食店の“冬の害虫対策”実態調査2026」によると、冬季の害虫対策が意外なほど行われていないことが明らかになりました。約424名の飲食店経営者と責任者を対象とした調査結果では、実に45.5%の飲食店が冬は何も対策を行っていないと回答し、さらにその中の約27%が冬にもかかわらず害虫によるトラブルを経験しています。
飲食店が抱える問題
冬の害虫対策について尋ねたところ、半数以上の飲食店が「虫は少ない季節だ」と誤った認識を持っていることが判明しました。この誤解が、害虫被害を招いているのです。実際には、ゴキブリやハエなどの害虫は寒い季節でも暖かい場所に潜伏しており、適切な対策を講じなければ春先には多くの害虫が表面化してしまう可能性があります。
実施率が最も高いのは夏の時期で、特に8月では50%以上の飲食店が害虫対策を行っているのに対し、真冬の12月から3月にかけては実施率が30%以下に留まっています。この差は、飲食店経営者たちの理解不足と、冬に対する無関心を示しています。
トラブル経験者と未経験者の違い
調査結果をトラブルの経験有無で分類すると、冬に害虫トラブルを経験した飲食店の87.7%が冬も対策を行っているのに対し、トラブルがない店舗では59.5%が「していない」と回答しました。このデータは、実際にトラブルを経験した店舗がより危機意識を持っていることを示しています。近年、SNSの普及に伴い、害虫トラブルがブランドイメージに及ぼす影響は無視できません。
対策が必要な害虫TOP3
飲食店が特に注意すべき害虫として、調査では約64.6%が「ゴキブリ」を挙げています。この害虫は、食べ物の周りに常に影響を及ぼすため、業界としては問題視されています。その次に「ハエ」と「コバエ」が続き、特に衛生面でのイメージダウンにつながる害虫として警戒が必要です。
効果的な駆除方法
冬の目に見えない場所に潜むゴキブリの対策には、いくつかの重要なポイントがあります。1つ目は細かい粒子の薬剤を使用し、広範囲に散布すること。2つ目は1回ではなく、定期的に散布することです。冬も害虫予防を怠らないことで、春から夏にかけての害虫発生を抑えることが可能です。
新たな駆除システムの提案
業務用の害虫駆除システム「with」は、厚生労働省から承認を受けた国内初の薬剤を使用し、自動稼働するシステムを持っています。無人時間に薬剤を噴霧することで、経営者の負担を軽減しつつ、効果的な駆除が可能です。特に冬場の害虫対策として、このシステムの導入が注目されています。
最後に
冬は一見、害虫が少ない季節と見られがちですが、実際には多くの害虫が潜んでいることを忘れてはなりません。飲食店が春を迎える前に十分な対策を講じることで、トラブルを未然に防ぐことができます。冬の準備こそ、コストパフォーマンスの高い予防策なのです。是非、シーズン問わずの対策を心掛けてほしいと思います。