和食の新たな魅力、笠原将弘の副菜集
近年、家庭料理において「副菜」の重要性が再認識されています。主菜に豪華さを加えるそんな役割を担う副菜。『予約のとれない和食屋』で有名な笠原将弘氏の料理本、『副菜の極み』第2弾がついに登場します。この本では、旬の食材を贅沢に使った159品のレシピが掲載されており、家庭の食卓をより豊かなものにする方法が詰まっています。
笠原流の副菜の魅力とは?
笠原将弘氏は、日本料理店『賛否両論』の店主であり、料理界での確固たる地位を築いている著名なシェフです。彼の考える「料理上手」とは、冷蔵庫にある材料を使って、センスよく、またシンプルながらも美味しさを引き出す技術を持つ人だといいます。また、主菜が得意な人が多い中、手軽に副菜を作れることが「料理上手」の証と言えるでしょう。
明るい春から、太陽が照りつける夏、実り豊かな秋、厳しい冬まで、四季折々の食材に焦点を当て、季節ごとの副菜レシピを展開していく本書。笠原氏の経験と感性が光るレシピの数々は、読者にとって新たな発見をもたらすこと間違いなしです。
季節ごとの副菜レシピ
本書は、春、夏、秋、冬のそれぞれの季節に合わせた副菜を紹介しています。
春の副菜
春には新鮮な春キャベツや新玉ねぎが登場します。春野菜を生かしたサラダやあえ物は、食材の美味しさを引き立て、心も和む一品になります。
夏の副菜
夏は、太陽の光を浴びて成長したトマトやきゅうり、ピーマンなどが使われ、爽やかな味わいの副菜が楽しめます。盛り付けに工夫を凝らし、目にも涼しげな一品に仕上げるアイデアも満載です。
秋の副菜
秋には、ほくほくしたさつまいもやかぼちゃが主役。新米と共に楽しむことができ、香味野菜やごまを使って、食卓を華やかに彩ります。
冬の副菜
寒い冬には、大根や白菜をつかって、温かみのある料理を作ることが大切です。様々な調味料や食材を使って、食卓を豊かに彩ることができます。
日々の料理に役立つ
『副菜の極み』第2弾では、副菜に特化した156品のレシピとともに、汁物レシピも紹介されていますので、毎日の献立作りに大変役立つ一冊です。簡単でありながら、見栄えよく、味も楽しめる料理を作ることで、「あの人は料理上手」と言わせる存在になれるかもしれません。
本書が、家庭料理に一層の彩と風味をもたらすことを願っています。そして、「今夜の一品」を選ぶ時間が、より楽しいものとなることでしょう。料理を愛するすべての人にとって、必見の一冊です。