MobiSaviの挑戦
2025-04-07 15:25:48

EVデータ活用の新潮流、MobiSaviが資金調達で次なる一歩を踏み出す

MobiSaviが資金調達を発表



EVデータ活用事業を運営する株式会社MobiSaviは、複数企業と資金調達契約を締結しました。今後、EVのバッテリー性能予測シミュレーションを活用し、持続可能なEV市場の構築に貢献する予定です。

MobiSaviは以前、株式会社ディー・エヌ・エーのプロジェクトとして始まり、2023年からオートリース業界向けにEV転換シミュレータを提供し始めます。この取り組みが評価された結果、2025年に事業がスピンオフされ、より機動的かつ成長を目指します。

今回の資金調達により、MobiSaviは各出資先企業との連携を深め、リユースEVのバッテリー性能保証や残価保証制度の構築を目指します。これによって、持続可能なEV市場の発展をさらに推進していきます。

EVサーキュラーエコノミーの重要性



電気自動車(EV)の資源循環、いわゆるEVサーキュラーエコノミーは、希少資源の有効利用や環境負荷の減少に寄与し、持続可能なバッテリー産業を築くための重要な課題とされています。理想的な資源循環は、新車利用から中古車利用、バッテリー再利用、最終的なリサイクルの4つの段階で成り立っていますが、現状は新車の販売が伸び悩んでおり、リユースEV市場も活動が停滞しています。

主な理由として、購入時におけるバッテリー性能の評価が難しいこと、そしてバッテリー性能保証制度が整っていないことが挙げられます。実際、国内のリユースEVの約80%が海外に流出しているのです。この状況の改善が、EV市場全体の活性化には不可欠です。

MobiSaviの独自技術



MobiSaviは、これらの課題に直面しつつも、独自のバッテリー性能予測シミュレーション手法を開発しました。この手法を用いることで、特定のEVバッテリーの仕様や使用環境から、バッテリー性能の変動を予測することが可能になります。これにより、長期間にわたり正確なバッテリー性能を保証し、リユースEV市場における流動性を向上させる狙いです。

さらに、MobiSaviはEVの販売契約条件を基に、残価保証を検討できる新たな方法も模索しています。バッテリー性能に応じた適正な残価を設定し、新車やリユースEVの購入者に対する負担を軽減することで、EV販売の促進にも寄与するでしょう。

MobiSaviの未来への展望



MobiSaviは、今後も自動車ディーラーやオートリース会社、さらには損害保険業界と連携し、リユースEVのバッテリー性能保証や残価保証の仕組みの構築を進めていきます。その中で、EVサーキュラーエコノミーの実現を目指し、持続可能な社会の実現に向けた一助となることを目指しています。

最後にMobiSaviは、自社のEV導入支援ツール「FACTEV」により、既存車両のデータを活用し、顧客に最適なEVを提案しています。この技術は、計測機器を必要とせず、さまざまなブランドに対応しているため、広範なデータ収集が可能です。今後もEV市場の拡大に向け、様々な提案を行っていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社MobiSavi
住所
神奈川県横浜市西区高島一丁目2番5号横濱ゲートタワー3F
電話番号
050-3529-5591

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