日本のモジュラーファニチャーブランドTesera、初の海外展開を発表
株式会社Teseraが展開するモジュラーファニチャーブランド「Tesera」が、2025年7月に台湾での販売を開始することが決まりました。この進出は、同社の成長戦略の一環であり、今後の海外市場への拡大を目指すものです。
海外進出の背景
Teseraは、2022年の販売開始以来、オフィスや住宅、商業施設、ギャラリーなど、多様な空間で評価を受けてきました。特に日本の美意識や伝統工芸を取り入れたデザインが多くの人々に共感を呼んでいます。今回の台湾進出は、同国の2024年予測GDP成長率が4.59%であることや、日本文化に対する高い評価が背景にあります。親日的であり、日本製品の人気が高い台湾市場は、Tesera製品にとって魅力的な選択肢です。
取扱店と展示会
台湾での展開に向けて、Teseraは「芳德鑄鋁股份有限公司(Founder Aluminium Co.,Ltd)」と「築日家居美学(N.C Design Studio)」の2社と提携しました。取扱店では、これらの店舗でTeseraの商品を購入することができ、同時に今後のプロモーション活動も行われる予定です。
さらに、2025年7月3日から6日には、台湾台南市で開催される「好感空間展2025」に出展することも決定しました。この展示会では、Tesera自体が構造面での工夫を凝らしたシェルフやデスクを出展し、台湾の来場者に直接その魅力を伝える機会となります。
Teseraの製品紹介
Teseraのファニチャーは「理数的思考(システム)と職人的技巧(デザイン)の交差点」をテーマに構築され、モジュールごとの組み立てやカスタマイズが可能な点が大きな特長です。また、経年劣化による部品交換が可能で、持続可能な社会を目指す企業理念にも合致しています。特に注目すべきは、伝統工芸「木虫籠(きむすこ)」を使用したシェルフや多機能デザインのデスクです。
展示会のブースでは、石川県金沢市の伝統色である加賀五彩の藍色を基調にしたデザインで、来場者にTeseraの魅力を存分にアピールします。運営側は、約120社が出展し、来場者数が約6万人にのぼることを見込んでいます。
まとめ
Teseraの台湾進出は、同社のブランド価値をグローバルに広めるための重要なステップです。今後も国内市場を重視しながら、海外展開を強化していくことで、さらなる成長が期待されます。親しみやすいデザインと持続可能なイノベーションを追求するTeseraの製品が、台湾市場にどのような反響を呼ぶのか非常に楽しみです。
詳しい情報は、
Teseraの公式サイトで確認できます。