ダイワボウ情報システムとNexthinkが手を組みデジタルエクスペリエンスを強化
ダイワボウ情報システムとNexthinkが描く未来のIT環境
2023年、ダイワボウ情報システム株式会社(DIS)がデジタル従業員エクスペリエンス(DEX)プラットフォームのリーダーであるNexthink S.A.とのパートナーシップを締結し、日本市場でのサービス提供を開始しました。この動きは、日本の企業が直面する深刻な人手不足を背景にしたもので、人手不足とデジタル化の課題に対処するための重要なステップとなります。
深刻な人手不足とその影響
近年、日本経済は深刻な人手不足に直面しており、日本経済新聞と日本総合研究所はその機会損失が年間16兆円に達していると報告しています。この問題は特に非製造業に顕著で、ここ五年で四倍に増加していることが明らかになっています。デジタル化の遅れが影響し、業務の効率が落ちている中、企業はIT投資を通じて生産性を高めようとしていますが、実際には従業員一人当たりのソフトウェア資産が全産業平均を下回っているのが現実です。
日本企業の多くがDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していますが、一方で社内問い合わせの負担も増加しており、2025年には77%の担当者がこの問題を感じているとされています。問い合わせが複雑化し、迅速な解決が求められていますが、未解決の問題も多く、ITトラブルによる業務中断が年間35時間以上の生産性損失を引き起こしているという報告もあります。
Nexthink Infinityの導入とその特長
Nexthinkの提供するプラットフォーム「Nexthink Infinity」は、従業員がデジタルツールやIT環境を通じて業務を体験する方法に特化した人間中心のデータプラットフォームです。特にリモートワークやクラウド利用が普及した現代において、従業員のITエクスペリエンスは企業の競争力や満足度に直接影響を及ぼすため、DEXの整備は不可欠です。
Nexthink Infinityは、可視化・分析・解決の三つのステップで社員のITエクスペリエンスを向上させる機能を持っています。リアルタイムに従業員のPC環境やアプリケーションのパフォーマンスを把握し、問題を迅速に特定して、従来の受動的な対応から積極的な運用へと移行します。これにより、ユーザーエクスペリエンスはDEXスコアで測定され、業界ベンチマークとの比較が可能になり、優先事項の抽出にも役立ちます。
DISの役割と支援体制
DISはNexthink Infinityの導入をサポートすべく、企業が抱えるIT環境の課題を可視化するサービス「Proof of Value」を提供します。このサービスにより、実際の社内環境で短期間の試験導入を実施し、導入の効果を客観的に検証することが可能となります。導入後も継続的な運用支援を行い、社内IT運用をプロアクティブに改善するためのサポートを展開します。
また、全国101箇所の拠点からなるDISの営業網と約19,000社の販売パートナーを活用し、地域に密着したサポート体制を整えています。これは、中小企業から大手企業まで多様な業種に対して、Nexthink Infinityを駆使したIT環境の改善を実現し、日本のデジタルエクスペリエンスの向上に寄与します。
今後の展望
Nexthink合同会社のジャパンプレジデント、萩野氏は、パートナーシップ締結に際して、限られたITリソースを最大限に活用し、従業員の生産性向上につなげることが急務であると強調しています。同時に、DISの取締役である谷水氏は、新たなDXプラットフォームの導入により、IT部門の運用をプロアクティブに変革することで、従業員の満足度及び生産性を大幅に向上させると自信を示しています。
このパートナーシップは、ダイワボウ情報システムとNexthinkの協力のもと、日本企業が新たなIT環境を築くための重要な一歩といえるでしょう。今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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ダイワボウ情報システム株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト10F
- 電話番号
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06-4707-8000