東京のえびせんべい
2025-06-07 15:32:12

東京限定の商品が誕生10周年を迎えた理由と背景について

10周年を迎えた東京限定えびせんべい〈東京芝えび天〉



東京都内で人気を博している坂角総本舎の〈東京芝えび天〉が、このたび発売から10周年を迎えました。初めての東京土産として登場したこの製品は、累計販売枚数が1,500万枚を超えるという快挙を成し遂げています。この人気の秘密がどこにあるのか、そしてその背景にある開発秘話を紐解いてみましょう。

1.商品概要の紹介



〈東京芝えび天〉は、2015年6月に東京限定で発売されたえびせんべいです。販売店舗は東京の一部とオンライン通販で行われており、価格は950円からスタートし、内容量は12枚から30枚まで多様です。賞味期限は製造日から60日と、手軽に楽しむことができます。特徴として、国産の芝えびを使用し、その甘みと風味を活かした江戸料理かき揚げ風の軽やかな食感が挙げられます。

2.開発の背景



この製品の開発は、2010年頃から始まりました。当時、東京エリアのお客様から「東京限定の土産が欲しい」という声が多く寄せられました。この要望に応える形で、坂角総本舎は「東京らしさ」をどう表現するかを真剣に考え、「東京土産とは何か?」という議論が始まりました。

そこで選ばれたのが、東京の海老、特に芝浦で多く獲れる芝海老です。この海老は、江戸時代の百科事典にも登場する歴史的な食材で、特有の美味しさがあります。これを活かして、江戸の郷土料理「てんぷら」の風味を持つせんべい作りのアイディアが生まれました。初めての製品名は「東京天富良」です。

3.進化の過程



2015年に、改良版として新たに「東京芝えび天」として発売され、以来、多くの人々に愛されています。個包装で手渡ししやすく、軽量で日持ちがいいことが、人気の要因の一つです。また、消費者のニーズに応え、サイズ展開も広がり、現在では3種類のアイテムが揃っています。

4.坂角総本舎の歴史



株式会社坂角総本舎は1889年に創業し、歴史あるえびせんべいの製造を行っています。代表商品である海老せんべい「ゆかり」は、江戸時代の製法を完全に再現し、焼き上げに7日以上の時間をかけるという手間がかかっています。このお菓子は、名古屋の名産品としても知られています。坂角総本舎は、2025年に創業136周年を迎える予定です。

5.結び



このように、「東京芝えび天」は単なるスナックではなく、東京の文化を感じさせる商品として進化してきたことがわかります。多くの人々に長年愛されてきたその味は、これからも受け継がれていくことでしょう。シリーズのさらなる展開や新たな試みも期待されており、中身やパッケージのデザインにも拘っています。東京を訪れた際には、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社坂角総本舖
住所
愛知県東海市荒尾町甚造15-1
電話番号
052-603-5111

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